F1日本GPを目前に控え、各地で様々なイベント出演や会見を行っているF1ドライバーやチーム関係者たち。マクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンとストフェル・バンドーンは、Hondaウエルカムプラザ青山で開催された『McLaren-Honda ドライバーアピアランス』でトークショーを行い、ファンとのひとときを楽しんだ。
抽選で選ばれた大勢のファンに迎えられ登場したバトンとバンドーン。バトンは前戦マレーシアGPでF1参戦300戦目を迎えたことに触れ「F1のキャリアを開始した当時は、まさか自分が300戦もF1でレースを戦うなんて考えてもいなかったよ。だけど、この記録で自分もF1の歴史の一部になれたことを誇りに思っているし、そのキャリアのなかで2003年からホンダの一員として、多くのレースをともに戦い、勝利したことは僕の大切な思い出なんだ」と語った。
バンドーンはファンに「コンニチハ!」と挨拶し「自分がホンダの一員として、青山本社でファンのみんなと会えて感激している。今シーズンのバーレーンGPでポイントを獲得できたことはとても嬉しかったし、来シーズンからはレギュラードライバーとして、チームやファンのみんなに素晴らしい走りを届けたいね」と来年に向けての意気込みを語った。
バトンの来日後の過ごし方については「日本は和食だけでなく、何を食べても美味しいからいつも食事が楽しみだよ。それと、僕は来日した時は皇居の周りをランニングするんだけど、そこでもファンの皆が声をかけてくれるんだ。日本の熱狂的なファンと交流するのも嬉しいんだ」と語り、現在日本語を覚えている最中というバンドーンには「君はまだ独身だろ?『カワイイ』という言葉は覚えておくといいよ(笑)!」とジョークを飛ばし、ファンを沸かせた。
バトンは来季のプランについても語り「17年間もの間、F1の世界に身を捧げてきたから、少し気分転換が必要だと感じたんだ。もちろん、自分の経験を活かしてマクラーレン・ホンダの開発を助けたいと思っているし、チャンスがあれば他のカテゴリーのレースにもチャレンジしてみたいね。例えば……スーパーGTとかね」と述べた。