F1第18戦メキシコGP土曜のフリー走行3回目は、フェラーリのシャルル・ルクレールがトップタイムをマークした。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは6番手、アレクサンダー・アルボンは8番手に入っている。
土曜の午前中に行われたFP3は、気温15.6度、路面温度20度。雨は止んでいるもののウエット路面のため各車インターミディエイトタイヤでコースイン。先日クラッシュを喫したアルボンはモノコックを交換、序盤から周回を重ねる。
20分経過時点でトップタイムは1分26秒118でフェルスタッペン。2番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)、3番手アルボンが続く。路面が乾いていない箇所が多いためFP2のベッテルが記録した1分16秒607のベストタイムにはまだまだ届かない。ルノーのダニエル・リカルドとニコ・ヒュルケンベルグはガレージで大掛かりな作業をしており走行は厳しい様子。
路面の乾きが悪く全車ピットから出る様子がなかったが40分過ぎから、インターミディエイトでコースインし路面の状況を確認したバルテリ・ボッタスがミディアムタイヤを履き走行を開始。またキミ・ライコネン(アルファロメオ)はソフトタイヤでトップタイムをマーク。これを見た各車はドライタイヤに代えコースインしていく。
ソフトを履いたアルボンが1分17秒370でトップに浮上、0.216差の2番手にベッテル、3番手はルクレールが続く。残り6分を切ったところでフェルスタッペンが1分16秒903でトップに浮上、先日のFP2タイムに並んできた。
残り3分を切ったところで各車がアタック開始、マクラーレンのカルロス・サインツJr.がフェルスタッペンを上回るトップに浮上、しかしすぐにメルセデス勢もアタックを開始しておりボッタスがトップタイムを塗り替え、2番手はハミルトン。路面がどんどん乾いていく状況でタイムの伸びが大きくなっていくがルノー以外全車コースインしているため大混雑に。
チェッカー後にルクレールが1分16秒145をマークしトップに浮上、0.027秒差で2番手ベッテル。レッドブル・ホンダ勢は渋滞にはまったのかタイムを更新できず。トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは7番手、ダニール・クビアトは11番手と初日に続き好調な走りを見せている。
■2019年F1第18戦メキシコGPフリー走行3回目リザルト
Pos | No. | Driver | Team | Time | Laps |
---|---|---|---|---|---|
1 | 16 | C.ルクレール | フェラーリ | 1’16.145 | 14 |
2 | 5 | S.ベッテル | フェラーリ | 1’16.172 | 11 |
3 | 77 | V.ボッタス | メルセデス | 1’16.259 | 18 |
4 | 44 | L.ハミルトン | メルセデス | 1’16.381 | 16 |
5 | 55 | C.サインツJr. | マクラーレン | 1’16.638 | 14 |
6 | 33 | M.フェルスタッペン | レッドブル・ホンダ | 1’16.903 | 12 |
7 | 10 | P.ガスリー | トロロッソ・ホンダ | 1’17.090 | 10 |
8 | 23 | A.アルボン | レッドブル・ホンダ | 1’17.094 | 19 |
9 | 4 | L.ノリス | マクラーレン | 1’17.146 | 11 |
10 | 11 | S.ペレス | レーシングポイント | 1’17.207 | 10 |
11 | 26 | D.クビアト | トロロッソ・ホンダ | 1’17.529 | 14 |
12 | 7 | K.ライコネン | アルファロメオ | 1’17.740 | 19 |
13 | 18 | L.ストロール | レーシングポイント | 1’17.866 | 8 |
14 | 99 | A.ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1’17.881 | 8 |
15 | 20 | K.マグヌッセン | ハース | 1’18.132 | 12 |
16 | 8 | R.グロージャン | ハース | 1’18.527 | 14 |
17 | 63 | G.ラッセル | ウイリアムズ | 1’20.965 | 13 |
18 | 88 | R.クビサ | ウイリアムズ | 1’22.002 | 13 |
19 | 27 | N.ヒュルケンベルグ | ルノー | No Time | 1 |
20 | 3 | D.リカルド | ルノー | No Time | 0 |