2019年F1第18戦メキシコGP、柴田氏が現地の様子をお届けしていきます。ピエール・ガスリーが体調不良になってしまったようでしたね。中継を見ながら心配していたのですが、マシンに乗り込んでしまえばお腹の調子など関係なさそうですね。
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今週末のメキシコは天候不順だとブログその1でお伝えしましたが、土曜日以降も夜になると連日雨が降っています。
昼間は日が差したりするんですが、夕方くらいからどんよりと雲が垂れ込めて、そのうち雨がザーザーと降ってきます。
ここは舗装がすごく滑らかで、快適に走り通すことができました。
航空写真だと住宅密集地のど真ん中にサーキットがあることがよくわかります。
土曜日の朝もどんより天気。10時から始まったフリー走行3回目で初日好調だったピエール・ガスリーがいつまで経っても走り出さない。
そのうち、「どうも体調不良みたい」という話が出回りました。それでもセッション後半には出てきて、わずか10周でしたが7番手タイムを出しました。
そして予選では鈴鹿に続くQ3に進出。さすがガスリーと喜びつつ、予選後の囲み取材に出かけて行くと……、
やつれ切ったガスリーが座っておりました。前夜からお腹の調子が悪くなったそうでフリー走行や予選の前後はひたすら横になって休んでいたそうです。それでも、「(シートベルトの)ハーネスを締めたら、病気のことは忘れてしまう」とガスリー。
ホンダの本橋正充チーフエンジニアも、「ヘルメットを被ったら、目つき変わってましたしね」と感心してました。やっぱり違う生き物なんですね~。
そして決勝当日。北米のグランプリならではのゲストに、いろいろ出会いました。まずは元F1世界チャンピオンのエマーソン・フィッティパルディ。
FOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)の重鎮たちと並ぶと、あれ、こんなに小さかったっけと思うのですが、存在感は全然彼らに負けていません。