事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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ケビン・マグヌッセンが、リザーブ兼シミュレータードライバーとしてF1に残ってはどうかというあるチームの誘いを断った。先週末、デイトナで行われた予選レースに出場してIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権へのデビューを果たしたマグヌッセンが、ハースとの契約終了後にF1チームから打診を受けていたと明かしたのだ。
ただし、どのチームだったかについては言及を避けた。マグヌッセンに近い筋によれば、声をかけてきたのはマクラーレンだったという。必要が生じるたびにストフェル・バンドーンを借り受けるメルセデス頼みの態勢から脱却して、自前でリザーブドライバーを抱えておきたいという理由からだ。しかし、IMSAのトップチームで走るチャンスを求めていたマグヌッセンは、グランプリウイークエンドで全シミュレーター作業を担ってほしいとするこの要請を辞退した。
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