F1のモータースポーツ担当マネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、予選スプリントレースはグランプリの週末における素晴らしい追加イベントとなることが証明され、日曜日のメインイベントの価値を減じるようなことはないと述べている。
F1コミッションは月曜日に全会一致で、今シーズン3会場において予選スプリントレース案を試行することを承認した。予想される会場はシルバーストン(イギリス)、モンツァ(イタリア)、インテルラゴス(ブラジル)だ。
土曜日の午後に行われる100kmのスプリントレースは決勝レースのグリッド順を決定するが、F1ファンのみならず主催者のためにもショーを後押しする狙いがある。
「予選スプリントレースについて覚えておくべきことは、週末全体を拡大しようという意図があるということだ。決勝イベントに影響を与える意図はない」とブラウンは語った。
「グランプリは今も週末の極めて重要なイベントだ」
「我々は週末全体を通じてファンとの関わりを強めたいと望んでいる。日曜日のグランプリは素晴らしいものだ。我々はグランプリの価値を減らしたくはない。だが金曜日と土曜日のイベントも盛り上げたいと考えている」
「現時点では金曜日は熱狂的なファンのためのものだ。金曜日のフリー走行を観るのは楽しいが、そこではなんの結果も出ない。しかし今後は(選ばれたイベントの)金曜日に、予選形式の興奮がもたらされることになる」
「これは素晴らしい追加イベントになると思う。ピットストップは行われない可能性が高いので、クリーンなレースになるだろう。約30分、100kmのアクションだ」
「ファンがどれだけ関心を持つかを見たいし、短縮フォーマットが魅力的であれば称賛を受け、メインレースともうまく合うだろう。我々はそうなると感じており、非常にエキサイティングなものになると考えている」