更新日: 2021.12.28 17:56
【動画】F1開幕前に3つの予想をしていたドライバーが答え合わせ。未開封だったライコネン予想も公開
2021年がどんなシーズンになるか、開幕前に3つの質問に答える形で予想を立てていたF1ドライバーたち。シーズンが終了した今、その答え合わせをする時が来たようだ。
最初の質問は『今シーズン起こった驚くべきこと』を予想するというもの。「ストロールがチャンピオンになる」と自ら語るランス・ストロール(アストンマーティン)や、「僕たちがポイントを獲得する」と自虐するニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)など、ドライバーからはユニークな回答が寄せられた。
明るいキャラクターでファンから人気のダニエル・リカルド(マクラーレン)は、ここでも大人気。「ダニエルがハゲ始める」とチームメイトのランド・ノリスが予想すると、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)は「リカルドが真面目になる」と回答していた。このふたつが実現したかはさておき、ピエール・ガスリーは「リカルドが勝ち、またシューイをする」と、見事に予想を的中させた。
そんなリカルド自身は「(角田)裕毅(アルファタウリ・ホンダ)が成長する」と予想。「んーどうだろうね」という彼のリアクションからも分かるように、あくまでも身長の話である。
さて続いての質問は、自らのベストレースとその理由をシーズン前の時点で予想するというものだ。
シャルル・ルクレール(フェラーリ)は、「チームの本拠地モンツァ」と予想していた。「ティフォシ、君たちは最高だ」と自らの回答を読み上げるルクレールだが、「残念ながら、マクラーレンの1−2だった」と悲しげな表情を浮かべる。
思い通りにはいかなかったのは「モナコで勝つ」と予想していたボッタスも同じ。「世界一長いピットストップのせいで」この予想は叶わなかった。
角田裕毅とセバスチャン・ベッテルはこの質問に鈴鹿と回答。その理由を「たくさんのファンが戻ってくるから」と答えていたベッテルは、「鈴鹿にはいけなかったから外れだね」と残念そうに語る。
最後の質問は白紙で、各自が自由に予想することになっている。全体的に夢見がちな答えの多かったこの質問で輝いたのはランド・ノリスだ。「なぜこの数字を選んだのかはわからないけど、169ポイントを獲得する」と予想した彼は実際に160ポイントを獲得し、ニアミスしてみせた。
動画の最後になんとも言えないBGMとともに登場したのはキミ・ライコネン(アルファロメオ)。開幕前に絶対に開けないようにと彼が念押ししていた封筒の中には、「ベストレースはアブダビ。F1での最後のレースになるから」という回答が書かれていた。どうやら彼の引退はこの時点で決まっていたようだ。
ちなみに彼は他の質問には、『今シーズン起こった驚くべきことは?』に対して「何も起こらない」、自由回答の3問目には「グッドバイ」とだけ回答。最後までキャラクター全開のライコネンだった。