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F1 ニュース

投稿日: 2022.10.29 04:39
更新日: 2022.10.29 05:11

F1メキシコGP FP1:サインツが最速。ルーキー5人が出走、ローソンの赤旗でセッションは終了に

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F1 | F1メキシコGP FP1:サインツが最速。ルーキー5人が出走、ローソンの赤旗でセッションは終了に

 2022年F1第20戦メキシコGPのフリー走行1回目が行われ、カルロス・サインツ(フェラーリ)がトップタイムをマークした。2番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手はセルジオ・ペレス(レッドブル)となっている。

 アメリカ大陸2連戦を締めくくる、今週末のメキシコGP。舞台となるメキシコシティは標高2300mの高地、酸素が平地より20%以上薄いのが最大の特徴だ。パワーユニットへの負荷が高いのはもちろんのこと、ブレーキの冷却も厳しい。何よりダウンフォースが2割も減ることで、空力性能が極端に落ちてしまう。今季のグランドエフェクトカーがどれほどの影響を受けるのかも、今週末の見どころのひとつだ。

 FP1セッションでは、5人のルーキーが出走した。メルセデスからニック・デ・フリース、アルピーヌはジャック・ドゥーハン、アルファタウリからリアム・ローソン、ウイリアムズからローガン・サージェント、そしてハースがピエトロ・フィッティパルディ。そのため角田裕毅(アルファタウリ)は、FP2から走ることになる。

 現地時間午後1時の開始時点で、気温24.3度、路面温度44.8度、快晴。メインストレートでは追い風となる弱い西風が吹いている。今週末は決勝日まで、雨の心配はなさそうだ。

 開始直後は、ほぼ全車がハードタイヤを装着。ダウンフォースが少ないことに加え、普段ほとんど使われていないサーキットのために、グリップがまったくない。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)でさえスピンを喫し、「修正するヒマもなかった」と苦笑していた。

 開始後6分、ローソンが「ブレーキがまったくない」と訴え、アルファタウリの前輪から派手にカーボンディスクの粉が吹き出ている。それでも一時は、総合10番手の速さを見せた。30分過ぎからは各車ソフトタイヤでコースに出て行き、まずはルクレールがトップタイム。サインツが0.046秒しのいで首位を奪った。

 開始後37分、フィッティパルディのマシンに異常が発生し、ターン2手前でストップ。セッションは赤旗中断となったが、5分後に再開された。ここからはソフトとハードが混在してのロングランセッションとなった。しかし終了4分前、今度はローソンがマシンリヤから煙を吐きながら、ターン12でストップ。さらに加熱したブレーキからも出火し、2度目の赤旗中断に。セッションはそのまま終了となった。

 トップタイムはサインツの1分20秒707、2番手ルクレール、3番手ペレスと4番手フェルスタッペンは1分20秒827の同タイムだ。5番手ルイス・ハミルトン(メルセデス)、6番手フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、7番手バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、8番手ランド・ノリス(マクラーレン)、9番手ピエール・ガスリー(アルファタウリ)、10番手セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)。最後に止まってしまったものの、16番手のローソンがルーキートップだった。

リアム・ローソン(アルファタウリ)
2022年F1第20戦メキシコGP リアム・ローソン(アルファタウリ)
ローガン・サージェント(ウイリアムズ)
2022年F1第20戦メキシコGP ローガン・サージェント(ウイリアムズ)
ニック・デ・フリース(メルセデス)
2022年F1第20戦メキシコGP ニック・デ・フリース(メルセデス)
ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)
2022年F1第20戦メキシコGP ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)
ピエトロ・フィッティパルディ(ハース)
2022年F1第20戦メキシコGP ピエトロ・フィッティパルディ(ハース)(ハース)


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