レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

海外レース他 ニュース

投稿日: 2018.06.29 10:40
更新日: 2018.07.10 11:13

電動GTの実戦車両『EPCS V2.3テスラP100DL』がバルセロナでシェイクダウン

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


海外レース他 | 電動GTの実戦車両『EPCS V2.3テスラP100DL』がバルセロナでシェイクダウン

 シリーズ創設ラウンチから長らくを経て、いよいよ今季11月から新シーズンが開幕となる電動ワンメイクGT選手権、EGT改めEPCSエレクトリック・プロダクション・カー・シリーズの開催に先立ち、エレクトリックGTホールディングスとSPVレーシングは、レース仕様の『EPCS V2.3テスラP100DL』のシェイクダウンを、スペイン・バルセロナで実施した。

 11月の初シーズン開幕を前に、スペインに本拠を置くSPVレーシングがデリバリーを受けたこの最初の“レース・レディ・バージョン”のテスラは、6月22日午前にバルセロナでシェイクダウン走行を行ない、LMP2やLMP3をメインに活動する同チームの女性開発ドライバー、エマ・キミライネンと、アルバロ・フォンテにステアリングが託された。

「私にとって、モータースポーツの発展の一部になれることは非常に光栄だわ。このシリーズは持続可能であるだけでなく、技術のテストとデモンストレーションにも非常に適している。また、ドライバーとしてEPCSレースカーの800馬力のパワーを体感できるのは最高の気分ね」と、シェイクダウンを終えたキミライネン。

 テストカラーをまとったこの『EPCS V2.3テスラP100DL』は、サーキットでも報道陣に公開されると、その後バルセロナ市街中心部で開催されたレセプション・イベントで公式にお披露目された。

 最初のシーズンに向け、同シリーズに参戦するすべてのドライバーにはこの仕様が供給され、そのパフォーマンスは最高出力778PS、最大トルクは995Nm、最高速は250km/hに制限されるものの、0-100km/h加速は2.1秒という驚異的なもの。ダウンフォース総量が大きく異なるとはいえ、動力性能だけを見れば日本のスーパーGT500クラスに匹敵するスペックを誇っている。

 さらに、FIA公認チャンピオンシップとなるEGTシリーズのCEOを務めるマーク・ゲメルは、ラウンチの席上でTBAとされていた最終戦の会場をアナウンスし、2019年10月の第10戦はイタリアのバレルンガでの開催となることを発表。記念すべき初シーズンは、スペイン、フランス、ドイツ、オランダ、イギリス、ポルトガル各国で全20レースが行われる。

報道陣や関係者、ファンを集めて開催されたバルセロナのシェイクダウンでアンベイルされた新型車両
SPVレーシングで開発ドライバーを務めるエマ・キミライネンがシェイクダウン走行を担当した
午前中のサーキット走行枠を使用して行われたテストは、無事トラブルなく完了


関連のニュース