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海外レース他 ニュース

投稿日: 2018.10.16 15:58
更新日: 2018.10.16 16:57

TCR UK:最終戦ドニントンパーク。前半戦独走のダン・ロイドが初代王座を獲得

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海外レース他 | TCR UK:最終戦ドニントンパーク。前半戦独走のダン・ロイドが初代王座を獲得

 今季が創設初年度のシーズンとなるTCR UKは、10月13~14日にイギリス・ドニントンパークで最終戦を迎え、シリーズ前半戦で6連勝を達成したWCR(ウエスト・コースト・レーシング)のダン・ロイド(フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR)が予選ポールからレース1勝利を飾り、見事に初代チャンピオンに輝いた。

 意外なことに、これが6月のブランズハッチ以来となるポールポジションを獲得したロイドは「チームにとって素晴らしい予選になった。これで明日の決勝はプレッシャーから解放された状態で戦えるし、そこで可能なかぎりのポイントを獲得して(タイトルを)決めてしまいたい」と、チームメイトであるアンドレアス&ジェシカのバックマン兄妹を従え、WCRが1-2-3を占める盤石のグリッドからレースを戦うこととなった。

 さらに決勝レース1を前にサポートレースで大きなクラッシュが発生し、このアクシデントでタイムスケジュールが大幅に遅れる事態となり、大雨の天候とも相まってスタート時刻は予定の13時10分から15時へと1時間50分もディレイされることに。

 これにより30分の決勝時間は15分へと短縮され、ロイドにとってはますます有利な状況が整った。

 ようやく迎えたスタートでも、WCRのロイドとアンドレアスは慎重なスタートを切りワン・ツーで1コーナーへ。

 その背後、ロイドにとって唯一の選手権ライバルであるパイロ・モータースポーツのオリー・テイラー(FK8ホンダ・シビック・タイプR TCR)がジェシカをかわして3番手に上がってくるも、オープニングラップでワイドランを喫し8番手に後退してしまう。

 これで1-2-3体制を取り戻したかに見えたWCR勢だったが、その直後にジェシカ自身もホリウッド・コーナーでワイドとなり、彼女のゴルフGTIも集団後方までドロップ。代わって、テイラーのチームメイトでFK2型のシビックRをドライブするジョシュ・プライスが先頭2台に挑む展開となる。

 そのプライスは5周目のオールドヘアピンでアンドレアスをオーバーテイクすると、チームメイトのためにもロイドを捉えるべく追撃体制に入るも、なんとここで彼のシビックが息絶えメカニカルトラブルによりストップ。

豪雨が原因のアクシデントにより大幅ディレイとなったR1だが、ポールシッターのロイドは集中を切らさずホールショット

R1序盤はグリップを探りながらのポジション争いで、コースオフする車両が続発

タイトル争いを演じるチームメイトのため奮闘したフィンレイ・クロッカーは3位表彰台


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