2020年にSTCCスカンジナビアン・ツーリングカー選手権こと、TCRスカンジナビア・シリーズ復帰参戦を決めたLestrup Racingは、シーズンラウンチを開催して今季投入する2台のフォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCRのカラーリングを公開した。北欧シリーズ初挑戦となる2012年WTCC世界ツーリングカー選手権王者ロブ・ハフのチームメイトには、複数年チームに所属する若手有望株オリバー・セーデルシュトレームが起用されうこともあわせてアナウンスされている。
チームとは長年のパートナーであるストックホルムのフォルクスワーゲン・ディーラーにて実施されたお披露目イベントには、今季からチームに加入する元世界王者も姿を見せ、イメージカラーであるホワイト×ブルーの爽やかなスキームを採用した2020年版フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCRの2台が披露された。
「この新しいデザインスキームとカラーリングには本当に満足している」と語るのは、自身もレーシングドライバーである現チーム共同創業者のフレデリック・レストラップ。
「新しいルックスのマシンを発表する場というのは、いつだってシーズンが近づいていることを示す兆候であり、今季は例年以上に長い休暇を経て、ついに開幕の日を迎えることになる。これは本当に素晴らしい気分だね」
「このデザインは、以前(2018年まで参戦したSTCC)のものに加えて、2019年の耐久レースシーンでも採用したスキームをともに解釈し融合させたものだ。素晴らしい仕上がりで本当に気に入っているよ」
発表会に向け、この1週間をスウェーデンで過ごしたハフは、7月2日から開始されるゲラーローゼン・アリーナでのシリーズ公式テストを前に「新鮮な気分」で新カラーのマシンと対面することとなった。
「長くゴルフのGTI TCRをドライブしてきたけど、これは本当に印象的なデザインで、2012年のチャンピオンシップ優勝マシン(シボレー・クルーズWTCC)を思い出させるね」と、上機嫌で語ったハフ。