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海外レース他 ニュース

投稿日: 2021.08.05 13:19
更新日: 2021.08.05 13:20

SCB第6戦はシボレーの強豪ユーロファーマRCが1-2達成、トヨタのカミーロも今季2勝目を記録

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海外レース他 | SCB第6戦はシボレーの強豪ユーロファーマRCが1-2達成、トヨタのカミーロも今季2勝目を記録

 7月30~8月1日の週末にパラナ州クリティバで開催されたSCBストックカー・ブラジルの第6戦は、公式練習、予選ともに速さを見せたシボレー陣営の強豪ユーロファーマRC勢が席巻。レース1では開幕勝者のリカルド・マウリシオ(シボレー・クルーズ)と、LM-GTEでWEC世界耐久選手権にも参戦中の現選手権リーダー、ダニエル・セラが1-2フィニッシュを達成した。

 一方、そのレース1を不本意な展開で落としたTOYOTA GAZOO Racingブラジル(TGRブラジル)の一角、イピランガ・レーシングのチアゴ・カミーロ(トヨタ・カローラ)は、すぐさま「レース2を獲る」戦略に切り替えニュータイヤを温存。オーバーカットを成功させ、第5戦に続く今季2勝目を手にしている。

 ブラジルでは父の日(8月第2週の日曜)となる8月7~8日に“バック・トゥ・バック”での連続開催が予定される第7戦に向け、ブラジルを代表するモータースポーツの“名家”フィッティパルディ一族からピエトロ・フィッティパルディの参戦がアナウンスされているSCBシリーズ。

 2021年シーズンもハースF1チームのテスト&リザーブドライバーを務める地元ブラジルの世界的スター参戦を前に、同じくクリティバで“インターナショナル・レイアウト”の1戦が争われた。

 そのプラクティスから好調さを維持したのは、開幕を制しながらも直後に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹患し、第2戦の休養を余儀なくされたディフェンディングチャンピオンのマウリシオで、シリーズ3冠を誇る男は公式練習最速の手応えを得て予選Q3まで進出すると、2017年から3年連続シリーズ連覇の実績を誇るチームメイトを0.112秒差で降し、今季初のポールポジションを獲得した。

「今季序盤は僕にとって困難な時間になったし、ようやく反撃の機運が高まってきた」と、この時点でランキング13位に留まっていた王者マウリシオ。

「ストックを良く知るファンなら、今季も僕らが強力な体制でシーズンインしたことを理解していたと思うが、第2戦はCOVID-19で欠場(代役参戦のアントニオ・フェリックス・ダ・コスタが優勝)、第3戦ダブルヘッダーも本調子でなく、第5戦は後方スタートを強いられた」と続けるマウリシオ。

「それがここへ来てようやくのポール獲得だ。タイトル防衛の希望は失っていないし、この週末がどうなるか様子を見てみよう」

 その言葉どおり、僚友を従えて日曜午後1時過ぎの決勝レース1に臨んだマウリシオは、義務ピットの際にトップランを譲った以外は盤石のレース運びで30分+1ラップを走り抜き、完璧なポール・トゥ・ウインを達成。23周を走破して2位セラ、3位ガブリエル・カサグランデ(A.マティス-フォーゲル/シボレー・クルーズ)を従え、キャリア通算25勝目を挙げた。

レース1スタートから主導権を握ったリカルド・マウリシオ(シボレー・クルーズ)が、僚友を従えてホールショットを奪う
レース1スタートから主導権を握ったリカルド・マウリシオ(シボレー・クルーズ)が、僚友を従えてホールショットを奪う
苦戦の続くトニー・カナーン(Full Time Sports/トヨタ・カローラ)は、2戦連続の23位に沈む
苦戦の続くトニー・カナーン(Full Time Sports/トヨタ・カローラ)は、2戦連続の23位に沈む
レース1で10位入賞を果たしたブルーノ・バプティスタ(RCM Motorsport/トヨタ・カローラ)が、レース2のリバースポールを獲得
レース1で10位入賞を果たしたブルーノ・バプティスタ(RCM Motorsport/トヨタ・カローラ)が、レース2のリバースポールを獲得
「多くの問題を抱えたレースの後、この勝利は良い流れの始まり」と、この週末で最多得点を挙げたリカルド・マウリシオ(左)
「多くの問題を抱えたレースの後、この勝利は良い流れの始まり」と、この週末で最多得点を挙げたリカルド・マウリシオ(左)

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