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海外レース他 ニュース

投稿日: 2022.04.19 10:30
更新日: 2022.04.19 10:31

WTCR、カレンダー再改訂で2戦が代替。チーム・エングストラーはリキモリカラーのシビックを披露

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海外レース他 | WTCR、カレンダー再改訂で2戦が代替。チーム・エングストラーはリキモリカラーのシビックを披露

 当初の計画では、この4月にチェコ共和国のアウトドローモ・モストで開幕する予定だった2022年のWTCR世界ツーリングカー・カップは、度重なるカレンダー改訂を強いられてきたが、すでに中止が決定しているロシアのソチ戦と併せて2戦の代替イベント開催地を発表。ツーリングカーにはお馴染みのトラックであるイタリアのバレルンガと、初開催地となるフランスはアノー・デュ・ハンが組み込まれ、これで全10戦のカレンダーが復活した。

 また2022年からホンダ陣営へのスイッチを表明していたドイツの“古豪”チーム・エングストラーは、ティアゴ・モンテイロとアッティラ・タッシが引き続きドライブするFK8型ホンダ・シビック・タイプR TCRの2022年仕様を公開した。チームと長年のタッグを組むオイル潤滑油企業『LIQUI MOLY(リキモリ)』をメインとした新鮮なカラースキームが披露されている。

 過去2年は新型コロナウイルス(COVID-19)をめぐる継続的な問題に翻弄される状況が続いたTCR世界シリーズのWTCRだが、2022年に入りより深刻な人道的被害が勃発。開幕戦スロットに組み込まれていたアウトドローモ・モストでのイベントは、ロシアによるウクライナ侵攻の余波を受け、3月4日に国内で宣言された非常事態に応じて開催を見送ることが決定していた。

 これにより侵略直後にも「開催中止」の判断が下されていたソチ・オートドローム戦とあわせ、先月より暫定的に2戦純減の全8戦16ヒートとなることが公表されていたが、この4月に新たな代替地がアナウンスされることとなった。

「今年はチェコ共和国とロシアでレースをしないと発表したとき、FIA世界モータースポーツ評議会(WMSC)の承認を得た後で、できるだけ早く代替イベントを確定し、それらについてアナウンスすることを約束した」と語るのは、今季よりWTCRディレクターに就任したディスカバリー・スポーツ・イベントのジャン-バティスト・レイ。

「FIAと地元のイベントプロモーター、そしてASN(各国の自動車連盟)のサポートにより、こうして2022年にふたつの新しいイベントが決定したことを心からうれしく思う。WTCRに加わった双方の新しい会場で、エキサイティングな未知の興奮が生み出される。それは会場だけでなく、放送ネットワークによって世界中のファンに届くことになるだろう」

■次のページへ:バレルンガが7月下旬、アノー・デュ・ハンは8月初旬に開催予定

ティアゴ・モンテイロとアッティラ・タッシが引き続きドライブするFK8型ホンダ・シビック・タイプR TCR
チームと長年のタッグを組むオイル潤滑油企業『LIQUI MOLY(リキモリ)』をメインとした新鮮なカラースキームが披露された


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