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海外レース他 ニュース

投稿日: 2022.06.03 17:28
更新日: 2022.06.03 17:30

初のナイトレースはヒョンデが制覇。前戦大破のアウディも復活勝利/TCRオーストラリア第4戦

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海外レース他 | 初のナイトレースはヒョンデが制覇。前戦大破のアウディも復活勝利/TCRオーストラリア第4戦

 5月27~29日にシドニー・モータースポーツパークで開催された2022年TCRオーストラリア・シリーズ第4戦は、初のナイトレースとなったオープニングヒートでジョシュ・バカン(HMOカスタマーレーシング/ヒョンデi30 N TCR)がポール・トゥ・ウインを達成。明けたレース2では前戦バサーストで車両大破の大クラッシュを喫していたジェイ・ハンソン(AWC MPCレーシング/アウディRS3 LMS 2)が復活の勝利を挙げ、最終ヒートはバカンの僚友ネイサン・マルコム(HMOカスタマーレーシング/ヒョンデi30 N TCR)がチームメイトを従えてのワン・ツー・フィニッシュを決めている。

 長年RSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップで活躍したファビアン・クルサード(スタン・スポーツ・ウォール・レーシング/FK8型ホンダ・シビック・タイプR TCR)がCOVID-19療養明けの復帰を果たし、会期直前にはTCRの権利所有者であるWSCと2028年までの契約延長を発表するなど、シリーズのさらなる盛り上がりに向け後押しとなるニュースが続いた。

 そんななか始まった予選ではバカンとマルコムのヒョンデ勢が速さを見せ、最前列を確保。ただしマルコムはセッション前のエンジン交換で5グリッド降格の処分を受けるため、初代王者ウィル・ブラウン(リキモリ・MPCレーシング/アウディRS3 LMS 2)がフロントロウからのスタートとなった。

 土曜現地19時を前に開始されたレース1は、漆黒に沈んだトラックを照明設備が照らすなか、バカンがライト・トゥ・フラッグの快走を披露。2番手発進だったブラウンはスタートで3番手に後退したのち、6周目にサスペンショントラブルに見舞われてリタイア代わって前戦2勝のアーロン・キャメロン(プジョー・スポールル・GRMチーム・バルボリン/プジョー308 TCR)とジョーダン・コックス(Swyftx GRM/プジョー308 TCR)の名門ギャリー・ロジャース・モータースポーツ組が表彰台を得た。

漆黒に沈んだトラックを照明設備が照らすなか、土曜現地19時を前にシリーズ初のナイトレースが実施された
ファビアン・クルサード(Stan Sport Wall Racing/FK8型ホンダ・シビック・タイプR TCR)がCOVID-19療養明けの復帰を果たしたが、元RSC経験者マイケル・カルーソ(Ashley Seward Motorsport/アルファロメオ・ジュリエッタ・ヴェローチェTCR)ともにレース1はトップ10圏外に
初代王者ウィル・ブラウン(Liqui Moly MPC Racing/アウディRS3 LMS)は6周目にサスペンショントラブルに見舞われてリタイア

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