「第37回ニュルブルクリンク24時間レース」は、172台が参加して5月21~22日に2回の予選が行われ、初登場のFIA GT3仕様#40フォードGT(ヘルマン・ティルケ組)が8分36秒536でポールポジションを獲得した。3連覇中の#1マンタイ・ポルシェ911 GT3 RSRは8分36秒727でわずかに届かずPPを逃したが2位とまずまずの位置につけた。またこちらも初登場となったFIA GT3仕様のアウディR8 LMSが3~6位を独占(#99マルク・バッセン組、#97クリスチャン・アプト組、#100ティモ・シャイダー組、#98ハンス‐ヨアヒム・シュトゥック組)した。モータースポーツに復帰したアルピナも10、11位につけた。

 21日の19時30分~23時30分に行われた予選1回目は直前に降雨となりウエットコンディションに。一旦雨は上がったものの開始1時間で再び強い雨に見舞われ、そのままタイムアップはならず。タイミングよくタイムアタックをした#5マンタイ・ポルシェが暫定トップに立ったものの、ベストタイムは9分42秒台と練習走行の8分台には全く届かず、グリッド決定は22日の予選2回目に持ち越されることとなった。

 22日の14~16時に行われた予選2回目は晴天でドライコンディション。開始早々からアタック合戦となり、#40フォードGTがうれしい初PP獲得となった。チームは地元のラーダー・アウトモーティブで、昨年までランボルギーニを走らせていた実力チーム。

 日本勢では、#15レクサスLF-A(アルミン・ハーネ組)はアンドレ・ロッテラーが8分57秒712でSP8クラス2位総合21位、#14 LF-A(モリゾウ組)は飯田章が8分58秒024で同クラス3位総合22位、#16 IS Fが同クラス7位総合113位につけた。#28ファルケンZ(ピーター・ダンブレック組)はSP7クラス9位総合39位、#85 STIインプレッサ(清水和夫組)はSP3Tクラス7位総合74位。また桂伸一のドライブする#8アストンマーチンV8バンテージは総合71位、菊地靖のドライブする#55カールソンCK3は総合97位だった。

 決勝レースは23日の16時(日本時間23時)にスタートする。

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