ウェルドンの葬儀、1200人以上が最後の別れ

　インディカー・シリーズ最終戦ラスベガスのレースで命を落としたダン・ウェルドンの葬儀が現地時間22日（土）に、セントピータースバーグ（フロリダ）の教会で行われ、彼の家族と1200人以上のファンが最後の別れを惜しんだ。

「私たちは彼に恋をしました。そして彼もまた、私たちに恋をしました」と、セントピーターズバーグ市長のビル・フォスターは式で語りかけた。

　ウェルドンの妻、スージーが夫ダンに向けた手紙も、家族の友人であるマイケル・ジョンソンによって読みあげられた。
「あなたは真に勇猛な人でしたね」とスージー。
「私は、あなたがクルマに乗り込む前に一緒に過ごした最後の瞬間を忘れないでしょう。あなたを愛しています、ダニエル・クライヴ・ウェルドン。私と愛を、そして人生を共に生きてくれてありがとう」

　兄弟であるホリー・ウェルドンの弔辞は、ウェルドンのチームメイトであるスコット・ディクソンが読みあげた。
「私たちは、レーストラックで起きた出来事のために今ここにいます。しかし、私の兄弟はレースをするために生まれてきました。レーシングのないダンは、ミルクのない紅茶のようです。そして、ダンは紅茶が好きでした」

　式後、ウェルドンの棺はオースティン、エリオット、アシュレイの兄弟と共にディクソン、ダリオ・フランキッティ、トニー・カナーンらによってクルマへと運ばれ、ダンの父親であるクライヴ・ウェルドンは息子のヘルメットを大事に手にしていた。

　この式典では、フランキッティの義理の姉妹であるウィノナ・ジャッドが“I Can Only Imagine （アイ・キャン・オンリー・イマジン）”と“Amazing Grace（アメイジング・グレイス）”を歌った。

　23日には、インディアナポリスのコンセコ・フィールドハウスでウェルドンを追悼する一般のメモリアル式典も行われ、この模様はインディカーのオフィシャルサイトでライブ配信された。

　インディカーでは、家族へのサポートを目的としたダン・ウェルドン・ファミリー・トラスト・ファンドを設立。すべての人々はこのファンドに協力することができる。

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Attn: Dan Wheldon Family Trust
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