レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

F1ニュース

投稿日: 2009.09.10 00:00
更新日: 2018.02.15 15:09

エクレストン「フィジケラの後任にはチャンドックを選んでほしかった」


 バーニー・エクレストンは、フォース・インディアF1のチェアマン、ビジャイ・マルヤがジャンカルロ・フィジケラの後任にインド出身のカルン・チャンドックを起用しなかったことに失望感を表した。

 今季残り5戦、フィジケラがフェラーリでフェリペ・マッサの代役を務めることになったため、マルヤはフィジケラの後任を探さなければならなくなった。マルヤは日ごろからインドの若手ドライバーの育成への強い関心を示していたにもかかわらず、フィジケラのレースシートにテストドライバーのビタントニオ・リウッツィを乗せることを決めた。

 F1の商業権所有者であるエクレストンは、2011年にグランプリを開催する予定のインドでF1人気を高めるため、インド出身のドライバーをF1で走らせることを強く望んでいる。2005年のナレイン・カーティケヤン以来インド人F1ドライバーは誕生しておらず、エクレストンはチャンドックにチャンスを与えるべきだと考えている。
 チャンドックはGP2シリーズで優勝経験があり、2007年終盤にはバルセロナでレッドブル・レーシングのテストに参加、当時レギュラードライバーだったデイビッド・クルサードの約0.7秒遅れのタイムをマークしている。

「ビジャイがカルンにチャンスを与えてくれればと思っていた」とエクレストンはヒンダスタン・タイムズに対してコメントしている。
「だが彼はイタリア人ドライバーを乗せることにした。これには少しがっかりしている。彼がそういう契約を持っていたのかどうかは知らないが、カルンが今季最後までマシンに乗るのを私は見たかった」
「早い段階でカルンをF1マシンに乗せる必要がある。彼がF1マシンに乗ったところを見たことはないが、彼がうまくやれない理由はない。彼には才能があるのだから、誰かが彼を走らせてみなければならない」