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ラリー/WRCニュース

投稿日: 2015.11.12 00:00
更新日: 2018.02.17 11:32

オジェ「ラリーGBではエバンスとミークを警戒」


 世界ラリー選手権(WRC)で3年連続のドライバーズタイトルを獲得したセバスチャン・オジェ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)は、明日本格的な競技がスタートする今季最終戦ラリーGBで、イギリス人ドライバーのクリス・ミーク(シトロエンDS3 WRC)とエルフィン・エバンス(フォード・フィエスタRS WRC)を警戒していると語った。

 昨年のラリーGBでエバンスは総合5位、ミークは総合6位という結果だったが、今年はミークが第4戦アルゼンチンで初優勝、エバンスも第11戦ツール・ド・コルスで自身最高位の総合2位を獲得するなど、高い競争力を維持しての母国凱旋となる。

 英AUTOSPORT.comに対し、オジェは「彼らは脅威になりうる」と述べている。

「エルフィン(・エバンス)はツール・ド・コルスで高いパフォーマンスをみせているし、昨年のラリーGBもまずまずの結果を残している。母国イベントで、いつも以上に気合が入っているだろうから警戒すべきドライバーになりそうだ」

「クリス(・ミーク)は知っての通り、どんなラリーでも速さをみせるドライバーだよ」

 オジェは特定のドライバーがアドバンテージを得ることがないよう、レッキ走行のレギュレーションが変更された点をあげ、以前のように英国人ドライバーが有利な状況にはならないと考えているとも語った。

「ラリーGBでレッキ走行が実施されなかった時は、イギリス出身のドライバーに大きなアドバンテージがあった。もう、同じようなシチュエーションにはならないだろう。全員が同じルールの下で戦っているし、コースを走るのは、どのドライバーも年に1回だけだからね」

「ただ観客はエルフィンとクリスに、より大きな声援を送るだろう。ファンの応援は彼らを後押しするのは間違いないだろうね」

 一方、エバンスとミークの両ドライバーはオジェがコースに1番手で出走することがアドバンテージになっていると指摘。自身の優勝にはやや消極的な態度を示している。

「たとえ3番手で出走しても、かなり厳しい戦いを強いられるだろう」とミーク。

「ウェールズ(ラリーGB)では1番に出走することが最も重要なんだ。出走が遅れるほど、コースが泥だらけになってしまうんだ」

「ただオジェは今シーズン、常に1番手で走りコースの“掃除役”を務めてきた。だから、今回だけいいポジションだと言って攻めることはできないよ」


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています