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F1ニュース

投稿日: 2013.05.25 00:00
更新日: 2018.02.16 16:14

クラッシュ続出のFP3、RBR躍進もニコが首位


 F1第6戦モナコGPのフリー走行3(FP3)が現地時間11時(日本時間18時)より行われ、メルセデスのニコ・ロズベルグがトップタイムをマークした。

 モナコGPは、木曜日にFP1とFP2が行われ、金曜日を挟んだ後、このFP3からは通常の日程で行われる。木曜日に引き続き天候は快晴に恵まれ、セッション開始時の気温は18度、路面温度は29度を記録した。

 予選前最後のフリー走行となるこのFP3では、開始直後からソフトタイヤを装着したマシンでコース上は賑わいを見せたが、最終盤にクラッシュが発生してレッドフラッグのままセッション終了。多くのマシンが不完全燃焼のまま予選に向かうこととなった。

 このセッションでは、木曜日にタイムを十分伸ばせなかったレッドブル勢が躍進。セッション開始15分を過ぎて、上位勢も各車続々とアタックへ入る中、セバスチャン・ベッテルとマーク・ウエーバーがタイムシート上位に名を連ねた。メルセデスの2台も木曜日からの好調を維持し、フェラーリのフェルナンド・アロンソも続いていく。

 そのなか、アタックを続けていたフェリペ・マッサがセッション残り25分というタイミングでクラッシュ。1コーナーへの進入で曲がりきれず、4輪ともに大ダメージを負ってしまう。この対処のためにセッションは一時赤旗中断となった。

 残り18分でセッションが再開されると、まずはエイドリアン・スーティルがスーパーソフトでコースインしたが、4コーナーへの進入でクラッシュし右フロントサスペンションを破損。マッサに続いてスーティルもこのセッションを終える。

 その間もセッションは続き、続々とスーパーソフトタイヤが投入されていく。ロータスのロメイン・グロージャンが1分15秒051を記録して首位に立つが、続いたロズベルグが1分14秒378をマークしてトップに。メルセデスは木曜日からの速さを保っている。

 その後、パフォーマンスランに向けてタイヤの熱入れを行っていたベッテルがセクターベストを更新しながら走行するが、トラフィックなどもあってアタックを中断。その他のマシンもチェッカー間際のアタックに備えて周回を重ねた。

 しかし、セッション残り1分を切ろうかというタイミングで、グロージャンが1コーナーでクラッシュ。この影響でレッドフラッグが振られ、セッションはそのまま終了となった。

 この結果、スーパーソフトでのアタックを完遂できたロズベルグがトップに。2番手にはこちらもスーパーソフトで好タイムを記録したグロージャンが入った。3番手には、ソフトタイヤで記録したタイムでベッテルが入り、4番手以下に、フェルナンド・アロンソ、ルイス・ハミルトン、キミ・ライコネン、マーク・ウエーバーと続いている。

 モナコGPの公式予選Q1は、現地時間14時(日本時間21時)より行われる。

■F1第6戦モナコGP フリー走行3のタイム結果はこちら


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