更新日: 2018.02.17 04:42
ケータハム、2015年に今季マシンで参戦の可能性
ケータハムF1チームの管財人が、2015年F1に2014年のマシンで参戦することが許可されたと述べ、これによって新オーナーとの契約が結びやすくなったと、チーム存続に向け自信を示した。
ケータハムはロシアGP後に破綻し、2戦を欠場したものの、クラウドファンディングを利用して資金を集め、最終戦アブダビGPに復帰した。
ケータハムの管財人で現在チームを代表する立場のフィンバー・オコネル氏は、アブダビで走ることによってオーナー候補との本格的な交渉にこぎつけることができたと述べている。
また、ライバルチームからのサポートもかなり役立っているとオコネル氏は言う。ケータハムの最終戦出場はレッドブル、ルノー、ピレリといったパートナーたちのサポートによって実現した。
また、アブダビでのチーム会合やその翌週ジュネーブで行われたF1コミッション会合において、財政難のチームが存続するために2014年型マシンあるいはエンジンを使用して来年走ることを許可するという案が検討され、ライバルチームたちはそれに反対しなかったといわれている。
The Guardianは、このプランが今週行われる世界モータースポーツ評議会会合で承認されて正式に決定すれば、ケータハムが生き残る可能性が高まると報じている。
新オーナーは2015年開幕までにマシンを新たに作る必要がなくなるため、参戦のハードルが低くなり、チーム売却先を探すための時間的余裕も増えるためだ。
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています