破綻したマルシャF1チームの資財が12月に競売にかけられることが発表された。
マルシャは今年ロシアGP後に管財人の管理下に入り、11月7日には管財人からチームが活動を終了し、200名のスタッフが解雇されたことが発表された。マルシャはアメリカ、ブラジルを欠場した後、最終戦アブダビでの復帰を目指したが、新オーナーへの売却交渉がまとまらず、結局今季終盤3戦に参戦できずに終わった。
2010年にF1にデビューしたマルシャは今年モナコでジュール・ビアンキにより9位初入賞を果たし、2ポイントを獲得、最終的にコンストラクターズ選手権9位の座を守り切った。また、11月5日発表の2015年F1暫定エントリーリストにはマノーF1チームの名称で掲載されていた。
しかしCAグローバル・パートナーズを通してマルシャF1チームの資産が競売に出されることが明らかになった。競売の告知文には、「マルシャF1レーシングチーム本社完全閉鎖」と記されており、管財人の依頼でF1マシンなどの競売が行われることが明記されている。FOX SPORTSは、2015年に向けて開発中のマシンもリストに含まれていると報じた。競売日は12月16、17日となっている。