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F1ニュース

投稿日: 2012.03.02 00:00
更新日: 2018.02.16 07:38

テスト初日、復帰のロータスが首位に返り咲く


 オフシーズン最後となる2回目のバルセロナ合同テストが1日(木)、スペインのカタルニア・サーキットで幕を明け、初日はロータスのロメイン・グロージャンがトップタイムをマークした。

 クラッシュテストの遅れで不参加となったマルシャと、いまだ新車のデビューが整わないHRTを除く10チームで開幕前最後の合同テストはスタート。初日の天候は晴れ、最高気温22度、路面温度は27度を記録するなか、この日は多くのマシンがコンディションの安定した午後のセッションでロングランに励んだ。

 そのなか、シャシーのトラブルを克服したロータスは、修正パーツを装着したE20を駆るグロージャンが1分23秒252というトップタイムマーク。彼は午後の走行で朝のタイムを上回ったふたりの内のひとりで、チェッカー終了の30分前にソフトタイヤで自身のベストタイムを塗り替えている。

 午前中の最速ランナーだったマクラーレンのジェンソン・バトンが2番手。続いてザウバーのセルジオ・ペレスが3番手と午前中のトップ2がそれぞれポジションをひとつ下げるかたちに。前回、小林可夢偉が全体のトップタイムを記録しているザウバーは初日からペレスが118周を走り、新たな空力コンポーネンツの評価とメカニカルセットアップの作業を実施。タイヤはミディアムとハードを試している。

 レッドブルのマーク・ウエーバーは、首位のグロージャンとともに午後のセッションで自身のベストタイムを塗り替えたが、タイムの上げ幅はコンマ1秒ほどに留まり、順位も4番手に終わった。

 初日最多の128周を記録したメルセデスのニコ・ロズベルグが5番手。続く6番手のトロロッソは、ジャンーエリック・ベルニュがセッション終盤の時間を使いピットストップの練習を何度となく重ねている。

 フェラーリのフェリペ・マッサは、昼食後しばらくの時間をピットで過ごすことになったが、それでも105周を走り抜き、マイレージのアップに貢献。ただ、マッサのタイムはフォース・インディアのポール・ディ・レスタにもわずかに及ばず8番手とポジティブな結果を得ることはできなかった。

 9番手は123周を走ったケータハムのビタリー・ペトロフ。最も少ない58周で初日を終えたウイリアムズのパストール・マルドナドが最後尾の10番手となっている。

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