HRTのチームプリンシパル、ルイス・ペレス-サラは、新車はクラッシュテストにパスしたものの、いつ初走行できる状態になるかまだ分からないと語った。
HRTの2012年型F1マシンは先週FIAのすべてのクラッシュテストにパスし、1日にスタートする最後のシーズンオフ合同テストで走行することが許可された。
しかしペレス-サラによるとマシンの準備はまだできておらず、今週のバルセロナテストの最終日4日にデビューさせることを目指しているということだ。
同じく新興チームのマルシャの新車はクラッシュテストに合格できず、チームは今週のテストをキャンセルした。しかしペレス-サラはマルシャより一歩先んじたとは考えていないと述べている。
「我々はクラッシュテストにパスしたが、だからといって他のチームより前に出ることができたというわけではない」とペレス-サラは水曜にバルセロナで開催されたFOTAのファンフォーラムイベントでコメントした。
「我々は小規模なチームだ。一歩一歩進んでいく必要がある。マシンの用意はまだできていない。だからバルセロナの最終日(4日日曜)にテストができるのか、月曜にビデオ撮影日として走るのか、状況を見ていく。それが無理ならそのままメルボルンに向かう」
ペレス-サラは、クラッシュテストに合格するまでの道のりは過酷だったが、安全性を試す上で非常に価値あるテストだったと語った。
「クラッシュテストに合格することができたが、あれは悪夢のような経験だったよ!」とペレス-サラ。
「慣れない経験だった。クランフィールドに行き、そこでクラッシュテストにパスした」
「約20のテストがあるのだが、それらは深く研究する価値のあるものだ。テストを見て、シャシーがどれだけの状況に耐えなければならないのかを見ると、過去にいくつかのアクシデントが重大な結果につながらずに済んだ理由が理解できる」