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スーパーフォーミュラニュース

投稿日: 2014.11.10 00:00
更新日: 2018.02.17 04:09

トムス舘監督、チーム40周年の王座獲得に喜び


 11月8日〜9日に、鈴鹿サーキットで開催された全日本選手権スーパーフォーミュラ第7戦の決勝レース2を制し、中嶋一貴(PETRONAS TOM'S)が2回目の国内トップフォーミュラチャンピオン獲得を果たしたことについて、レース後の記者会見でチームの舘信秀監督は、所属するふたりのドライバーを称賛した。

 国内モータースポーツ界でもきっての名門チームのひとつであるトムスは、1974年に舘信秀会長、大岩湛矣社長のふたりによって創設され、2014年に創立40周年を迎えていた。そんな節目の年に、一貴がドライバーズチャンピオンを獲得。チームタイトルもPETRONAS TOM'Sが手中に収めている。

 チームは2011年からアンドレ・ロッテラーと一貴のコンビとなったが、11年はロッテラーが王者に。12年は一貴がタイトルを獲得し、ここ4年で3人の王者を輩出。今季もロッテラー/一貴のコンビでシリーズを戦ったが、開幕戦鈴鹿ではロッテラーがレースをリードしながらも、タイヤを左右逆につけてしまうトラブルや、一貴がピットに入りそこねてしまうこともあり勝ち星を逃した。

 ただ、それ以降は抜群の安定感と競争力を披露。今季はトヨタエンジンが優勢にシリーズを進めたこともあったが、ロッテラーが第2戦レース2と第5戦で優勝。一貴は第3戦と第7戦レース2を制し合計4勝を挙げた。一貴は今季全戦でポイントを獲得しており、F1時代を上回る強さと速さ、上手さを兼ね備えていると言っていい。