更新日: 2018.02.17 09:49
ハミルトンが6戦連続PP、降格グロージャンが4番手
2015年F1第11戦ベルギーGPは22日、スパ・フランコルシャンで公式予選が行われ、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンが通算48回目となるポールポジションを獲得した。
3週間の夏休みを終え、後半戦初戦のベルギーGPを迎えたF1は、グランプリ最長を誇るスパ・フランコルシャンで決勝のグリッドを争う予選が行われたが、結果はメルセデスのパワーユニットを搭載するマシンがトップ5を独占。ポール争いでも、今季チームメイトを圧倒する王者ハミルトンがモナコGPから続く連続ポール記録を6に伸ばし、シーズン10回目となるポールポジションを手に入れた。
Q2でフェラーリのキミ・ライコネンがトラブルによって姿を消すなか、メルセデスの2台は最初から異次元の速さを披露。Q1を唯一ミディアムタイヤで乗り切ったハミルトンとニコ・ロズベルグは、続くQ2でも1-2態勢を築くと、最終ラウンドのQ3ではポールポジションをかけて一騎打ちのバトルに持ち込んだ。
だが、直前のフリー走行からチームメイトにコンマ5秒の大差をつけていた王者ハミルトンは、比較的コーナーが続くセクター2での速さを生かし、Q3最初のアタックからコンマ4秒以上リード。続く2回目の最終アタックでもコンマ3秒ほどベストタイムを更新したハミルトンは、同じくベストタイムを塗り替えたロズベルグとの差を逆に広げ、スパでは2008年と2013年に続く自身3回目のポールを決めた。
3番手はウイリアムズのバルテリ・ボッタス。4番手にはロータスのロマン・グロージャンがつけたが、彼はギヤボックス交換で5グリッド降格が決まっている。
一方、ライコネンを失ったフェラーリはセバスチャン・ベッテルも9番手と奮わず。代わって午前中から好タイムを記録していたフォース・インディアのセルジオ・ペレスが5番手に飛び込み、ダウンフォースを大幅に削ったレッドブル・ルノーのダニエル・リカルドも6番手を獲得。また、ウイリアムズのフェリペ・マッサに続き、ロータスのもう一台を駆るパストール・マルドナドも8番手に入った。
マクラーレン・ホンダは、ジェンソン・バトンがQ1でトップから2秒070差の17番手に終わると、直前のフリー走行を走れなかったフェルナンド・アロンソもトップから2秒512差の18番手に沈み、2台揃ってQ1敗退を喫した。
Pos. | No. | Driver | Team | Time |
---|---|---|---|---|
1 | 44 | L.ハミルトン | メルセデス | 1'47''197 |
2 | 6 | N.ロズベルグ | メルセデス | 1'47''655 |
3 | 77 | V.ボッタス | ウイリアムズ | 1'48''537 |
4 | 8 | R.グロージャン | ロータス | 1'48''561 |
5 | 11 | S.ペレス | Fインディア | 1'48''599 |
6 | 3 | D.リカルド | レッドブル | 1'48''639 |
7 | 19 | F.マッサ | ウイリアムズ | 1'48''685 |
8 | 13 | P.マルドナド | ロータス | 1'48''754 |
9 | 5 | S.ベッテル | フェラーリ | 1'48''825 |
10 | 55 | C.サインツJr. | トロロッソ | 1'49''771 |