更新日: 2018.02.23 15:17
ハンター-レイが昨年に引き続きバーバーを制す
アラバマ州バーバー・モータースポーツパークで開催されたベライゾン・インディカー・シリーズ第3戦は、ライアン・ハンター-レイが昨年に引き続き勝利を挙げた。2位にはマルコ・アンドレッティが入り、アンドレッティ・オートスポートが1-2フィニッシュ。佐藤琢磨(AJフォイト)は、13位でレースを終えた。
ライアン・ハンター-レイが予選3番手から今季初勝利をホンダ・インディ・グランプリ・オブ・アラバマで飾った。バーバー・モータースポーツパークでの2年連続優勝だ。
ファイナルプラクティスが行われた後にバーミンガムを襲った集中豪雨のため、レースは2時間半もスタートが遅れ、ウエットコンディションで始まった。90周のレースは、2時間経過時点での周回でゴールとなるタイムレースに切り替えられた。
スタートではポールシッターのウィル・パワー(チーム・ペンスキー)がトップをキープ。2番手の座はアンドレッティ・オートスポートのふたり、予選2番手だったジェイムズ・ヒンチクリフと予選3番手だったハンター-レイの間で争われた。
1周目にして14番手スタートだった佐藤琢磨がキンクでスピン、そしてエンジンストール。最初のフルコースコーションが出された。琢磨は幸いにも周回遅れに陥ることなくレースに復帰した。
3周目のリスタートでハンター-レイはヒンチくリフをパス。パワーを追う2番手に順位を上げた。しかし、レース序盤のウエットタイヤ装着でのパワーのスピードは他を寄せ付けないもので、10周目には差を5秒以上に広げていた。
ところが15周目、ターン5へのアプローチでパワーはブレーキをミス。グラベルを横切り、タイヤバリアをギリギリかすめてコースに復帰すると、ハンター-レイに4秒以上の差を逆につけられ2番手へと後退してしまった。