バーバー・モータースポーツパークで開催されているベライゾン・インディカー・シリーズ第3戦。26日に予選が行われ、チーム・ペンスキーのウィル・パワーがポールポジションを獲得した。佐藤琢磨(AJフォイト)は、14番手から決勝に挑む。

 気温が摂氏27度まで上がり、路面温度は53度にも達したバーバー・モータースポーツパークでの予選。3段階の戦いを勝ち抜いてポールポジションを獲得したのはウィル・パワーだった。今季初、キャリア33個目のPPは、バーバーで3個目となった。

 予選第1セグメント、第1グループでは、サイモン・ペジナウ(シュミット・ピーターソン・ハミルトン)が1分8秒2918のトップタイムをマーク。パワーは2番手で第2ステージに進んだ。第2グループではジェイムズ・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポート)がトップで、2番手はルーキーのミカイル・アレシン(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)。

 佐藤琢磨は第2グループで7番手となり、あと一歩のところで第2ステージ進出に失敗。6番手だったスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)との間には0.2258秒と少々大きめの差があった。

 第1ステージではファン・パブロ・モントーヤ(ペンスキー)とアレシンのふたりが走り出しからレッドタイヤを履く作戦に出た。彼らは慣れていないレッドタイヤで連続走行を続けてベストラップを記録することをトライし、それが功を奏して両者とも初のQ2進出を果たした。

 第2ステージ、12人による争いではパワーが1分8秒3657のベストをウォームアップ1周、アタック1周でマークしトップに立つ。2番手はジョセフ・ニューガーデン(サラ・フィッシャー)で、3番手はエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)、4番手はヒンチクリフで5番手はディクソン、そして、ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)がギリギリの6番手でファイナル進出を決めた。

 これで今シーズンの3レースですべてファイナル進出を果たしているのは、早くもディクソンとハンター-レイの2人だけとなった。

 ファイナルではパワーが真っ先にコースイン。誰もいないコースで自己ベストを更新する1分8秒3120をマーク。セッション後半までアタックを待ったライバルたちはそれを上回ることができず、パワーのPPが決まった。ただし、今日の予選でのベストラップはパワーのファイナルステージのものではなく、第1ステージでのペジナウがマークしたものとなった。

 パワーの奮闘により、シボレーは今季初のポールポジション獲得を達成。予選2番手はヒンチクリフ。ロングビーチに続いてのフロントロー外側グリッド獲得だ。そして、予選3番手はハンター-レイだった。

 予選4番手はニューガーデン。ロングビーチに続いて2戦連続の2列目スタートは彼らがスピードを確実に身につけていることの証明だ。
 
「バーバーでは予選順位がとても重要だ。明日は気温も高く、体力的にも厳しいレースになるはず。トラフィックも多い中での戦いになると思う。僕はこのコースが大好き。テクニカルで素晴らしいサーキットだと思う」とパワーは語った。

 明日の決勝は午後2時過ぎのスタート。気温は今日より若干下がり、雨に見舞われ可能性もあるとの予報が出ている。

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