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F1ニュース

投稿日: 2009.06.06 00:00
更新日: 2018.02.15 13:31

フォース・インディア、来季エントリーを“条件なし”で提出


 FOTAは2010年F1に条件付きのエントリーを申請したが、フォース・インディアがそのエントリーを見直し、ウイリアムズ同様“条件なし”で提出したことがわかった。これによってフォース・インディアも、FOTAの会員資格を一時的に取り消される可能性が出てきている。

 ウイリアムズのみは事前にエントリーを申請したものの、残りのFOTAのメンバーは締切日に、マックス・モズレーが推進する2010年の4,000万ポンドのバジェットキャップ制が破棄されることなどを条件として、エントリーを提出した。
 FOTAとFIAはそれぞれの主張を曲げず、いまだ合意に達していない中、FOTAの結束が崩れ始めているようだ。

 フォース・インディアは以下のような声明を発表した。
「フォース・インディア・フォーミュラワンチームは、FOTAの方針に広く同意しているが、商業的な義務により、フォース・インディアは、FOTAが締切日(5月29日)に合同で提出した条件付きのエントリーを見直す必要に迫られた」
「これは本日、全関係者の間で完全な透明性を持ってなされた。チームのポジションに関しては、ビジャイ・マルヤとFOTA副会長のジョン・ハウエットの間で明日詳細に協議される」

 AP通信はハウエットのコメントを以下のように伝えている。
「彼らは会員資格停止となるだろう。まだビジャイと直接話す機会を持てていない。彼はFOTAに従って、条件付きのエントリーを提出した。しかし、資金調達などさまざまな問題に関する他の法的拘束力のある活動の関係で、彼らは正式なエントリーを提出する必要に迫られた」
「彼(マルヤ)は週末の間にここに来るだろうから、その際に話をする。ビジャイと直接話し合いを行ったうえで、彼らを資格停止にするというのがFOTAの意向であると考えている。しかしながら彼は、(チーム副代表である)ボブ・ファーンリーを通じて、全面的にFOTAを支持し、これに献身するということを私に伝えてきた」

 トルコではFIAとFOTAの会合は予定されていないが、木曜、フェラーリのチームプリンシパル、ステファノ・ドメニカリが、モズレー不在の中、FIAのモーターホームを訪れ、FIAのアラン・ドネリーと話をしたと報じられている。


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