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スーパーフォーミュラニュース

投稿日: 2012.03.26 00:00
更新日: 2018.02.16 08:09

フォーミュラ・ニッポン新シャシーは14年に登場か


 26日、行われた全日本選手権フォーミュラ・ニッポンの今季概要発表会で、日本レースプロモーションの白井裕社長は、2014年を目途に新型シャシーの導入に向け検討していくと明らかにした。

 ワンメイクシャシーが使われているフォーミュラ・ニッポンは、2009年からそれまでのローラ製に代わって、アメリカのスウィフト・エンジニアリングが製作したFN09(017.n)シャシーを使用。今季が4年目のシーズンとなる。

 次期シャシーについて白井社長は、すでに国内外のさまざまなレーシングカーコンストラクターから打診があったことを明らかにし、具体的にはローラやダラーラ、スウィフト、さらに国内では日本自動車レース工業会(JMIA)ともコンタクトしたことを明らかにした。今後JRPとして求める性能、そしてコストについて検討を重ねていくという。

 その新型シャシーの導入目標については、「2014年頃を目途に検討していく」と白井社長。2012年夏頃までに選定を終え、2013年夏頃から実走テストをスタートさせたいという。

 気になるのはマシンのポテンシャルについてだが、「“F1の次のカテゴリー”という考え方はしたくない。今のフォーミュラ・ニッポンというカテゴリーは、アジアンスタンダードとして、これまで築き上げてきた歴史がある。アジアの中で『いつかこのカテゴリーで走ってみたい』と思ってもらえるようなレベルにしたい」と白井社長は語る。ただ、そのレベルとして、他の上級フォーミュラと同じシャシーを導入したりという考えはないようだ。

 今後、2014年からの導入に向け開発を進めていく『システムE』と合わせて検討が進められていくフォーミュラ・ニッポン新シャシー。13年からは新しいシリーズ名称も導入される予定で、今後2年間、フォーミュラ・ニッポンは大きく変わっていくことになりそうだ。