更新日: 2018.02.16 04:35
マクラーレンMP4-12Cに2台の追加デリバリー
2012年から本格的にデリバリーが開始されるマクラーレンMP4-12C GT3の2012年のカスタマーチームの10チームが、先日マクラーレンGTのウェブサイト上で発表されたが、特例としてさらに1チームが追加されたことがわかった。
その“特例チーム”は、現在FIA GT3にアウディR8 LMSで、他にもグランダムなどに参戦するユナイテッド・オートスポーツ。アメリカに本拠地を置きながらイギリスにもワークショップを持ち、FIA GT3をはじめ、ブランパン・エンデュランスシリーズ、ブリティッシュGT、スパ24時間などで精力的にレース活動を行っている。
チームはドライバーも豪華なことが多く、ジョニー・ハーバート、マーク・ブランデル、エディ・チーバーの往年のF1トリオがこのユナイテッド・オートスポーツのR8 LMSでスパ24時間レースに2年連続出場しており、話題を集めるチームだ。
ユナイテッド・オートスポーツは来季のブランパン・エンデュランスシリーズに2台のマクラーレンMP4-12Cで参戦することを発表しているが、ドライバーラインナップについてはまだ未定。このチームのカラーリングはアメリカ国旗を基調にしたデザインで、来季のマクラーレンにも同様のデザインが施されるようだ。
先日発表された20台と、今回の追加2台の嫁ぎ先が決定したマクラーレンMP4-12C GT3。日本のモータースポーツ関係者の中では、GTアジアに2台のデリバリーがあるのではないか、スーパーGTにも1台はデリバリーされるのではないか……などの噂がされているが、残念ながらヨーロッパではそれらの噂は一切流れていない。今後も追加のカスタマーチームが発表されるのかどうかは分からないが、12月には現在発表されているカスタマーチームへの納車が順次開始される。