マクラーレン・オートモーティブが開発したロードカー、MP4-12CをベースにしたMP4-12C GT3が、今月末のブランパン・エンデュランス・シリーズでレースデビューを果たすことになった。
群雄割拠のGT3カテゴリーの新たな選択肢のひとつとなるマクラーレンMP4-12C GT3は、マクラーレン・オートモーティブとCRSレーシングのコラボレーションにより今季実戦で経験を積み、来季カスタマー向けにデリバリーされる予定のマシン。
これまで実戦デビューの機会は明らかにされていなかったが、マクラーレン・オートモーティブは、今季から新設されたGT3/GT4カテゴリーのブランパン・エンデュランス・シリーズ第2戦ナバーラで実戦デビューを果たすことになった。
「マクラーレンにとって、レースはその血脈そのものであり、MP4-12Cのレーシングバージョンを作ることは自然なことだった。CRSレーシングはGT3レースで豊富な経験があり、どんなレベルであればこのレースで勝利を得られるか理解している」とマクラーレン・グループ代表のマーティン・ウィットマーシュ。
「その代わり、マクラーレンはGT3レーシングに新たなレベルのテクノロジーを持ち込むことができる。2012年に参戦するGT3カーで、カーボンシャシーのロードカーがベースのマシンは他にいないし、ステアリングホイールなど、F1の技術が結びつけられているんだ」