更新日: 2018.02.16 13:46
マルシャF1、グロックの離脱を正式に発表
マルシャF1チームは21日、ティモ・グロックがチームを離脱したことを正式に発表した。後任となるドライバーについては明らかになっていない。
ドイツ人ドライバーのグロックは、2008年からの2年間をトヨタF1チームで過ごし、自己最高位の2位を含む3度の表彰台を獲得した。しかし、トヨタ撤退後の2010年からは新興チームのヴァージン/現マルシャでの参戦を余儀なくされ、終始下位争いに追われるなど屈辱のシーズンを過ごしてきた。
現在30歳のグロックは2011年に3年契約を締結し、2014年末までチームに残留することが決まっていた。
だが、プレシーズンテストを目前に控えた20日、突如グロックがマルシャF1チームを離脱することになったとドイツメディアが報道。記事によれば、両者は互いに同意しており、正式発表が21日にも行われる見込みとされていた。
本日の正式発表でも、一報を伝えたドイツ紙Sport Bildの内容がほぼそのまま記されており、「マルシャF1チームで素晴らしい3年間を過ごした」というグロックのコメントも伝えられている。
今季、新人のマックス・チルトンを起用するマルシャは、グロックの後任となるドライバーについては明らかにしなかったが、新たなドライバーラインナップは今後発表する予定とコメント。候補としては、チームがロシア国籍であることから、同国出身のビタリー・ペトロフなどが考えられる。
なおグロックは今後の活動について「近くコメントしたい」としている。噂では、F1を離れ、BMWからDTMドイツツーリングカー選手権に参戦するのではないかとされている。