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F1ニュース

投稿日: 2015.03.20 00:00
更新日: 2018.02.17 06:45

メカアップデート:速さが戻ったロータスの空力


 2014年はルノーのパワーユニットの信頼性にも足を引っ張られて、空力の開発が大きく遅れてしまったロータス。メルセデスに変更した今季、空力開発が順調に進んでいることは、テストでは使用していなかったパーツが開幕戦オーストラリアGPに準備され、レースでも使われていたことでもわかる。

 ロータスが投入した新アイテムは、エキゾーストパイプの後方に取り付けられた小型のウイングレット、いわゆる「モンキーシート・ウイング」である(写真:赤い矢印の部分)。このタイプのウイングは、すでに多くのチームが採用しているが、ロータスは2層構造のタブルデッカー型。しかも下側のウイングと上側のウイングで形状が異なるユニークな仕様となっている。

 ロータスは開幕戦で、いきなり2台そろって予選Q3へ進出。昨年は一度も2台ともはQ3に進出できなかったロータスにとって、2013年アメリカGP以来、21戦ぶりのことだった。

 だが、レースではスタート直後にパストール・マルドナドはクラッシュに見舞われ、ロメイン・グロージャンも1周目にパワーユニットのトラブルでリタイア。2015年ロータスの真価を確認するのは、次戦マレーシアGP以降となる。