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F1ニュース

投稿日: 2011.01.25 00:00
更新日: 2018.02.16 00:37

ロータス問題の審理はシーズン開幕直後に


 チーム・ロータスとグループ・ロータスの間のロータスの名称使用権をめぐる争いに関し、3月に審理が行われ、その後、早い段階で決定が下される見込みとなった。

 24日、ロンドンの高等法院においてペーター・スミス判事は、グループ・ロータスによる略式判決の要求を却下した。彼は、この問題はできるだけ速やかに解決しなければならないとして、3月21日に審理を行うことを決定した。審理は10日以内に終了される見込みであり、ロータスの名称をめぐる争いは2011年シーズン序盤に決着がつくものとみられる。

 ロータスの名称をめぐる問題は、チーム・ロータスとグループ・ロータスとの5年間のライセンス契約を後者が早期終了したこと、「チーム・ロータス」の名称使用権についてなどだ。

 今回の判決は、チーム・ロータスとグループ・ロータスのどちらが勝利するかを示すものではないが、ある法律の専門家は、略式判決の要求の却下は、チーム・ロータスの勝利といっていいとの考えを表している。

 イギリス有数のモータースポーツに関する法律専門家であるティム・ロウルズ氏は、次のようにコメントしている。
「グループ・ロータスは略式判決の申し立てを行ったが、そのような申請を行うとはずいぶんと勇敢だ」
「申請を行うときにはかなりの自信がなければならない。私は法廷に行かなかったが、判事は申請の要点を検討するという判断は下さなかったのだろう。すべての問題について3月21日に正式なヒアリングにおいて決定する方がいいと考えたのだ」
「どちらかといえば、チーム・ロータスの勝利といえる。グループ・ロータスは問題を終わらせることができなかった。問題は一切解決していない。論争にかかわる問題について明確にはされなかった」