更新日: 2018.02.17 12:15
ローブ、チームオーナーとしてジュニアWRCに参戦
セバスチャン・ローブが2016年のジュニア世界ラリー選手権(ジュニアWRC)にチームオーナーとして参戦する。
WRCで前人未到の9連覇を達成したローブがチームオーナーとしてラリーに舞い戻ってくる。ローブは主に世界ツーリングカー選手権(WTCC)で活動してきたセバスチャン・ローブ・レーシング(SLR)として、長年コンビを組んでいるダニエル・エレナ、ビジネスパートナーのドミニク・ヘインツとともに2016年シーズンのジュニアWRCに参戦する。
SLRは2016年もプライベーターとしてWTCCのシリーズ数千へスポット参戦するとみられているが、ローブは自身が名を成すきっかけとなったラリーへの挑戦はとても魅力的だったと述べている。
「ようやくラリーへ挑戦するための準備が整った」とローブ。
「チームを立ち上げた際、まず最初はサーキットレースへ参戦することにした。僕のレースキャリアの原点だからね。ただ、その時からラリーへ挑戦することは視野に入れていたよ。ただ急いで参戦する気はなかったから、準備が整うまで待っていたんだ」
「僕たちにとってラリーは特別なもの。僕とエレナ、ヘインツにとってのスタート地点がラリーだし、本当に素晴らしい時間を過ごしたからね。今度はチームとともにそういった経験をしたいと願っている」
参戦カテゴリーとしてジュニアWRCを選んだことについて、ローブは若手ドライバーのサポートを理由のひとつに挙げている。ローブ自身も2001年にスーパー1600のFIAカップを獲得し、その翌年にはジュニアWRCでタイトルを獲得している。
「(チームとして)ジュニアWRCに参戦するというのは、自然な流れだ」
「ジュニアWRCは若手ドライバーが参戦していて、ここで速さをみせることができれば有名になるチャンスとなる。僕自身も15年前に同じ経験をしているからね」
「今からチームとしての活動が楽しみなんだ」
2016年シーズンのジュニアWRC参戦プログラムについて、セバスチャン・ローブ・レーシングは年明け早々にも詳細を発表する見込みだ。
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています