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スーパーGTニュース

投稿日: 2015.04.06 00:00
更新日: 2018.02.23 16:25

交流戦は日欧で1戦ずつ!? DTM/SGT規定統一への現状


 5日、スーパーGT第1戦岡山の決勝日に行われたGTA定例記者会見の場で、GTアソシエイションの坂東正明代表は、DTMドイツツーリングカー選手権とGT500クラスの統一車両規定『クラス1』について、現在の進捗と今後について語った。

 スーパーGTは2014年シーズンから、モノコックをはじめ多くの部分でDTMと車両規定を統一化。将来、両シリーズによる交流戦を実現したりといったグローバルな展開を進めている。ただ現在は共通規定により車両寸法や改造範囲が統一されたとはいえ、エンジンやタイヤ、レース距離の違いによる給油の有無等、さらに現状ではマシンのパフォーマンス面にしても、大きな隔たりがある。

 しかし、両シリーズは2017年の完全規定統一を目指し、すでにさまざまな動きを展開しているという。現状について坂東代表は、「週に1回くらいアウフレヒト(DTMのプロモーターであるITR e.V代表のハンス-ベルナー・アウフレヒト)と電話で話をしている」と語る。また、DTMのテクニカルスタッフも月に1回程度来日していて、スーパーGTに参戦中の自動車メーカーも交え、詳細を調整しているという。

「速さや強度の面でモノコックの問題はクリアになっていて、17年からはダウンフォースレス化したモノコックの方向ですでにすり合わせる段階に入っている。エンジンについても、(それを制御する)コンピュータについて調整中だ。ただ、ターボについてはどこのメーカーのものを使うのかが問題になってくると思う」