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スーパーGTニュース

投稿日: 2012.04.17 00:00
更新日: 2018.02.16 08:31

坂本祐也&JLOC Exe RG-3、開幕戦は14位で完走


2012 AUTOBACS SUPER GT Round.1
OKAYAMA GT 300KM RACE
2012.3.31 sat, 4.1 sun / OKAYAMA International Circuit

Race Report : Yuya Sakamoto

 わたくし、坂本祐也は、2012年SUPER GTシリーズへ、昨年に引き続き、Team JLOC(Japan LamborghiniOwner's Club)から、カーナンバー85、JLOC Exe ランボルギーニRG-3のドライバーとして参戦します。今シーズンのパートナーはスーパー耐久シリーズやWTCCに参戦した経歴を持つ、加納政樹選手です。

 Team JLOCに加入させていただき、今年で4年目となります。今シーズンのGT300クラスは、FIA-GT3マシンが多い中、いかに最新のGT3勢に従来型のRG3で立ち向かっていくか、日々精進して取り組んでいく所存でございます。今シーズンの参戦にあたり、Team JLOCをはじめ、多くの皆さまのサポートに感謝申し上げます。そして今後とも引き続きご支援、ご指導を賜りたく、心よりお願い申し上げます。

坂本 祐也 Yuya Sakamoto
1978年5月25日生まれ
岩手県出身
身長:168cm / 体重:58kg
血液型:RH+O

チームエントラント名 : JLOC
車名 : JLOC Exeランボルギーニ RG3
カーNO. : 85
ドライバー : 坂本 祐也 加納 政樹
タイヤ : YOKOHAMA
GT300予選総合結果(出走25台) Weather 晴/雨 Ground ドライ/ウェット

Qualifying Report
 開幕前の合同テストでは、クラッシュやトラブルなどで満足に走れず、セットアップも思うように進めることが出来ずに開幕戦を迎えた。午前のフリー走行ではウェット路面の中、電子デバイスに物を言わせたFIA-GT3勢に大きく水を開けられ15位でセッションを終える。

 2012年開幕戦の予選はノックアウト方式で行われ、Q1では参加台数の25台から16台へ振るいにかけられる。Q1は坂本がアタックを担当。路面はドライであるが今にも降り出しそうな天候に、予選開始早々からアタックに入る。2周ほどタイヤを温め、3周目にアタックをかけた。2コーナーをクリアしS字区間を抜けた時、マシンに違和感を感じる。リアの安定性が突如無くなり、マシンがまっすぐに走らない。その周は何とかごまかして走り、1分34秒台を記録するものの、症状は悪化。そのまま走り続けるのは危険と判断し、翌周はピットへ戻りマシンチェック。ギアボックスからオイルが噴いており、短時間での修復は不可能と判断。ここでアタック終了となってしまった。

 その結果、17番手に留まり、Q2進出を果たすことは出来なかった。トラブルのため、1周まともにアタック出来ず非常に悔しい予選となってしまった。

Race Report
 雨が降ったり止んだりと目まぐるしくトラックコンディションが変わった前日の予選日とは一転、日曜の決勝日は朝のフリー走行からドライコンディションで走る事ができた。ドライコンディションではマシンの実力がそのまま結果として現れる。フリー走行上位はFIA-GT3勢の1分29秒後半から30秒中盤のタイム。それに対し、我が85号車のタイムは1分32秒中盤。現状では約3秒もの開きがある。この差を少しでも埋めるためセットアップの変更や作戦面などで決勝に向けて優位に戦えるよう準備を進めた。

 迎えた決勝。スタートドライバーは今回がスーパーGTデビューレースとなる加納選手。ローリングスタートは加納選手が以前から参戦しているWTCCでも同様のスタート方式と言う事もあり、何も心配する事なくグリッドへと送り出した。スタートから予想通り、FIA-GT3勢の上位争いが展開される。加納選手はポジションキープのまま、オープニングラップを消化。順調にラップを重ねて行った。しかしGT500マシンが絡みだすようになるとペースが上げられず、少しずつポジションを下げてしまう。30周目に20位でピットイン。タイヤ4本交換、燃料補給、ドライバーを加納選手から坂本へチェンジし、コースへ復帰。ロングスティントとなる後半戦、タイヤを労りつつ、ラップタイムのバラツキが極力無いよう、安定したペースで走るよう心がけた。ダウンシフトする際にミッションが時々入らないトラブルを抱えながらも何とか挽回し、最後は14位までポジションを上げチェッカーを受けた。

 開幕戦をきっちり完走した事で、マシン、タイヤのデータを取る事が出来、またマシンのセットアップの方向性も見えてきた。上位に割って入るには、まだまだやらなければならない事が沢山あるが、一つずつクリアにしていき、マシン、ドライバー共に戦闘力を増して次戦に挑みたい。


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