敗者アロンソ、表彰式前にウエーバーにメール

　最終戦での優勝でランキング3位を獲得したレッドブル・レーシングのマーク・ウエーバーが、フェルナンド・アロンソは1ポイント差で3位の座を失ったことをそれほど悔しがってはいないようだと語った。

　最終戦ブラジルGP前にはアロンソがF1ドライバーズランキング3位、ウエーバーが4位だったが、ウエーバーは優勝することによって、アロンソと1ポイント差でランキング3位の座を確保した。

　ドライバーズランキングトップ3が出席できるFIA表彰式の後、ウエーバーはBBC Sportのコラムに次のように記している。
「最終戦前までは、僕はFIAのセレモニーに出る予定ではなかった。ランキングでフェラーリのフェルナンド・アロンソが上にいて、ランキングトップ3のドライバーだけがセレモニーに出席できるからだ」
「ジェンソン（・バトン）、フェルナンド、僕の3人は、最終戦ブラジル決勝前のドライバーズパレードで冗談を言っていた。全員がそれぞれランキングポジションを上げたがってはいたが、最後にもう1回（表彰式があるインドまで）遠出をしたくはないな、とね」
「結局僕がブラジルで勝ち、フェルナンドはランキングを4位に落とした。彼はとても負けず嫌いだが、1ポイント差で順位を落としたことをそれほど悔しがってはいないようだ」
「インドに発つ前日に彼から、行くのを忘れるなよ、という趣旨のメールをもらった。『機長よりお知らせいたします。ご搭乗のための準備が整いました』という内容だった。思わず笑っちゃったよ」