レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

F1ニュース

投稿日: 2012.10.07 00:00
更新日: 2018.02.16 11:51

日本グランプリ、予選トップ10ドライバーコメント


 F1第15戦日本グランプリの予選でトップ10入りを果たしたドライバーが、予選の戦いを次のように振り返った。

予選1位 セバスチャン・ベッテル(レッドブル)
 最初のランでタイムを出していてよかったよ。その後イエローフラッグが出たからね。マシンバランスがものすごくよかったし、今日はうまくコースに合わせられたと思う。どのセッションでも1回走行するだけで済んだ。それは毎戦可能なことではない。クルマが自分が望むとおりに動くときにここを走るとすごく楽しいんだ。少ない燃料とフレッシュタイヤで走るとなおさらね。格別だよ。昨日はファーストセクターでタイムを失っていたから、昨日の夜の時点ではあまり満足していなかったけれど、自分のミスを見つけ、今日のプラクティスセッションでうまくいくようになった。去年までなぜ自分が同じことをしてこなかったのか分からない。常に学ぶことはあるってことだね。明日は面白くなりそうだ。ここはタイヤに厳しいから、今のポジションを保つために努力しなければならない。

予選2位 マーク・ウエーバー(レッドブル)
 とてもいい予選ができた。Q3ではタイムが上がっていくだろうことは分かっていた。でもこのサーキットは少ない燃料と新品タイヤで走ると別物だ。最初のアタックには、ヘアピン以外、とても満足できていた。でもセバスチャンがコンマ2秒縮めた。あれは素晴らしいラップだったし、「フェアな戦いだ」と思ったよ。全体的に僕らはふたりとも予選でとてもコンペティティブだった。それによって明日に向けて有利なポジションにつくことができた。ファクトリーのハードワークがすべて報われたよ。でも重要なのは明日だ。ポイントは明日しかつかないからね。

予選3位 ジェンソン・バトン(マクラーレン)(ギヤボックス交換で決勝8番手に降格)
 いい予選セッションだったよ。Q3でのラップは両方ともいい感じだった。昨日からマシンを改善した。昨日はオーバーテイクに役立つようなかなりのローダウンフォースセッティングを試したが、今日はそれを戻して、マシンにかなり満足できるようになった。でも、ギヤボックスペナルティのせいで、かなり後ろのグリッドからのスタートになるのは残念だ。ここはオーバーテイクは決して容易ではないからね。DRSを使っても難しいから、DRSゾーンが今年短縮されたことにすごく驚いた。それでもここでレースをするのは大好きだ。タイヤのグレイニングやブリスターがひどくて、明日皆がどういう戦略をとるのかはまだ分からないから、決勝についてはまだ予測できないよ。僕にとってタイトル獲得の可能性が薄くなっていることは承知している。でも日本のファンの前でいい結果を出したい。優勝を狙って走るよ。

予選4位 小林可夢偉(ザウバー)(バトンの降格で決勝3番手に昇格)
 今日は最大限の結果を出せたと思うので満足している。最後のラップではイエローフラッグのためにバックオフし、DRSを切ったために、少しタイムをロスした。金曜から大きくマシンを改善してくれたチームに感謝したい。最初はニューパーツに苦労していたけれど、今はうまく使えるようになった。セッティングにたくさんの変更を加えた結果、クルマが速さを取り戻した。僕のグリッドからなら表彰台争いができるはずだ。F1での初表彰台を日本のファンの前で達成できたら夢のようだよ。でもまずはいいスタートを切らなければならないし、その後はスパの時よりも運に恵まれる必要がある。スパではフロントロウからスタートしたのに、アクシデントに巻き込まれたからね。

予選5位 ロメイン・グロージャン(ロータス)(バトンの降格で決勝4番手に昇格)
 昨日のセッションは2回ともとても苦労したから、2台そろってQ3に進めるなんて、うまく挽回できたと思う。予選はとても接戦になると分かっていたし、ファーストセクターをもっとスムーズに走れていたら、あとひとつ上のポジションが取れたかもしれないと思っている。でも今日の上位勢は速すぎた。今の僕らは少しダウンフォースが足りないが、今夜いくつか小さな調整をして、正しい戦略で走れば、明日は大量のポイントを持ち帰れると思う。

予選6位 セルジオ・ペレス(ザウバー)(バトンの降格で決勝5番手に昇格)
 Q3最後のラップは完璧ではなかったものの、悪くはなかった。今日チームが素晴らしい予選結果を出したことをとても喜んでいる。最初金曜にはペースが足りなかったのに、チームは素晴らしい仕事をしてくれた。これほど早く、素晴らしい挽回を果たしてくれた。明日の決勝ではまた表彰台を狙えると自信を持っている。

予選7位 フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)(バトンの降格で決勝6番手に昇格)
 不運に見舞われて腹が立っているとしか、言えることはない。ターン14に差し掛かった時、イエローフラッグが最悪のタイミングで提示された。それまではそのラップはとてもうまくいっていて、4番手タイムを出せた可能性が高かった。そしたら3番グリッドからスタートできたことになるし、そこからスタートできればレースは全く違った展開になっただろう。それでも起きてしまったことは受け入れなければならない。今日は不運だったけど、明日はラッキーなことがあるかもしれないしね! ライバルたちは本当に強力だ。レッドブルは僕らの前に、マクラーレンは後ろにいる。だから両方に目を配っていかなければならない。難しい日曜になるだろう。一番の目標は完走して多くのポイントを獲得することだ。信頼性が重要になる。昨日からマシンにいくつか変更を加えたが、その変更に確信が持てず、FP3の後、セッティングを戻した。正直な話、予選に向けて考えていたよりは明日に向けての方が楽観的に感じている。通常僕らは1周のアタックラップよりもレースペースの方がいいからね。明日もそうなることを期待しよう。

予選8位 キミ・ライコネン(ロータス)(バトンの降格で決勝7番手に昇格)
 スピンした。いいラップを走り、プッシュしていたんだが、少しプッシュしすぎたかもしれない。それでリヤのコントロールを失った。今週末の中でクルマのフィーリングは一番よかっただけに残念だ。明日もクルマの調子がよければ、もっと上の順位を取れるだろう。何が起こるか見ていくよ。

予選9位 ルイス・ハミルトン(マクラーレン)
 今日の予選は僕にとって今年一番期待外れの予選のひとつだ。正直言うと、セッティングで間違った方向に行ってしまい、アンダーステアになりすぎた。予選までは今週末、クルマのフィーリングはずっと素晴らしかったんだ。でもその素晴らしさを今日の午後に持ち込めず、その結果マシンの力を最大限引き出すことができなかった。ジェンソン(・バトン)はクルマ自体の力はとても強力であることを証明した。彼は今日見事な仕事をしたね。それに、昨日のロングランのペースも悪くなかった。だから明日の決勝で何が起こるか、まだ分からないよ。苦労することになるだろうけど、今のセッティングのマシンで必死にプッシュしていく。タイヤのマネジメントをうまくやれれば、前のクルマを何台か抜けるだろうし、明日はできるだけ多くのポイントを取ることを目指す。

予選10位 ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)(ギヤボックス交換で決勝15番手に降格)
 午前中の事故の後、チームの皆は懸命に僕のマシンを修理してくれた。予選への準備は本当に大変だった。大きな衝撃ではなかったものの、不運にも角度が悪くて直す部分がたくさんあったんだ。だからQ1で十分タイムを出せるだけの時間に送り出してくれた皆に感謝している。走り出しからマシンのフィーリングは良かったし、いつも目標としているQ3にまで進出できた。その後はタイヤを温存するという戦略的な決断をして、タイムを出さなかった。特にギヤボックス交換で5グリッド降格のペナルティがあることは分かっていたから、これで明日の戦略の可能性が広がった。戦略がうまくいけば、明日ポイントを獲得するチャンスはあるよ。


本日のレースクイーン

スタンレー レースアンバサダー
日南まみ(ひなみまみ)

F1 Photo Ranking

フォトランキング