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F1ニュース

投稿日: 2012.07.26 00:00
更新日: 2018.02.16 10:25

独GP可夢偉に8点の高評価。ピックがそれを上回る


 英AUTOSPORT誌がドイツGPを戦った24人のドライバーを10点満点で評価、ポール・トゥ・フィニッシュを飾ったフェルナンド・アロンソに満点が与えられた。自己最高位4位を獲得した小林可夢偉も8点と高評価だった。

 英AUTOSPORT誌のF1担当編集者エド・ストローは、アロンソを次のように絶賛している。
「圧倒的だった。ウエットの予選で肝心な時に素晴らしい1周を走ってポールを決め、決勝も見事にコントロールしてみせた。テールにベッテルやバトンが食らいついている時にも、その完璧なコントロールは全く崩れなかった。この週末、彼は一流の戦いをした。どんなに高く評価しても過大評価にはあたらない」

 9点を与えられたのは、ジェンソン・バトン、ニコ・ヒュルケンベルグ、シャルル・ピックだった。
 中国GP以来の表彰台を獲得したバトンについては「マクラーレンが予選のフルウエットで苦戦しなければ勝てたかもしれない」とされ、予選5番手タイム、決勝9位フィニッシュを成し遂げたヒュルケンベルグについては、「予選の走りは見事」で決勝でも自分より速いマシンを押さえていい走りをしたと評価された。

 マルシャのピックは、ベテランのチームメイト、ティモ・グロックを予選でも決勝でも上回ったとして高得点が与えられた。
「競争力のないマシンに乗っている若きルーキーは注目されないものだが、これほどいい走りをした時には取り上げないわけにはいかない。土曜にエンジントラブルがあってプラクティスで大幅に走行時間をロスしたにもかかわらず、非常に印象的なタイムをマークし、正々堂々とグロックに勝った」と記されている。

 可夢偉は、12番グリッドから5位でフィニッシュ、セバスチャン・ベッテルのペナルティで4位に昇格し自己最高位を獲得した。彼は4位という結果にふさわしい走りをしたと高く評価されている。
「ウエットではマシンに苦しみ、『予選がドライなら楽にトップ10に入れた』と本人が言っていたが、レースペースがその言葉を裏付けている。彼自身、グリッドがこれほど悪くなければもっといい結果が出せたと述べている。彼の走りは4位にふさわしい、非常に素晴らしいものだった」

 今回最低点の3点を与えられたのはロメイン・グロージャン。予選ではQ2で脱落、決勝では18位にとどまった彼には「彼にとって今季最悪の週末といえよう。よかった点を見つけるのが難しい」と厳しい評価がなされた。

 各ドライバーの点数は以下のとおり(10点満点)。

セバスチャン・ベッテル:7点
マーク・ウエーバー:5点
ジェンソン・バトン:9点
ルイス・ハミルトン:8点
フェルナンド・アロンソ:10点
フェリペ・マッサ:4点
ミハエル・シューマッハー:8点
ニコ・ロズベルグ:7点
キミ・ライコネン:8点
ロメイン・グロージャン:3点
ポール・ディ・レスタ:7点
ニコ・ヒュルケンベルグ:9点
小林可夢偉:8点
セルジオ・ペレス:8点
ダニエル・リカルド:7点
ジャン-エリック・ベルニュ:6点
パストール・マルドナド:8点
ブルーノ・セナ:6点
ヘイキ・コバライネン:6点
ビタリー・ペトロフ:6点
ペドロ・デ・ラ・ロサ:7点
ナレイン・カーティケヤン:6点
ティモ・グロック:6点
シャルル・ピック:9点