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スーパーGTニュース

投稿日: 2012.08.28 00:00
更新日: 2018.02.16 10:58

関口、モラルハザードで出場停止。佐々木が代役


 スーパーGT300クラスで現在ランキング2位につけているS Road NDDP GT-Rだが、ドライバーの関口雄飛がGTAドライビング・モラルハザード防止制度の累積ポイントにより、次戦富士には出場できないことになった。

 GTAドライビング・モラルハザード防止制度は、「レースの観客に対し、プロフェッショナルなドライビング・バトルを見せ魅力的なレースを構築する」「不必要なレース中断を防止し、面白いレースを演出する」等の狙いで定められているもので、スーパーGTのレースや練習走行、予選等でこの制度に違反したドライバーに対しポイントを課し、累積ポイントにより罰則が与えられるもの。

 オートスポーツ編集部に入ってきた情報によれば、関口は今季第2戦富士、第5戦鈴鹿でペナルティポイントを受けており、累積が10点を超過。スーパーGTスポーティングレギュレーションには10点を超えると「次大会のレース参加拒否」とされており、富士戦を欠場することになってしまった。

 ニスモはスーパーGT第6戦富士のエントリーリストが発表された27日、ニュースリリースを発表し、関口に代わって今季全日本F3のNクラスでランキング首位を走る佐々木大樹の起用を発表。佐々木は関口、千代勝正とともにNDDP(ニッサン・ドライバーデベロップメント・プログラム)の一員で、すでに富士公式テストとスーパーGT第5戦鈴鹿で第3ドライバーとしてニッサンGT-RニスモGT3をドライブしている。

 S Road NDDP GT-Rでドライバーふたりを率いる長谷見昌弘監督は、「関口選手はこのペナルティについてしっかり反省しなければいけませんが、育成プログラムとして、チームも今後はこのようなミスを絶対にしないようにしなければなりません。いっぽうで、佐々木選手には、これをいいチャンスと捉えてがんばってほしいと思っています」とコメントしている。

 なお、第7戦オートポリスには関口が復帰する予定だ。チャンピオン獲得に向け、第6戦富士は重要なラウンドになる関口の欠場は残念だが、一方で関口の穴を佐々木がどう埋めるのか注目したいところだ。