GTアソシエイションは27日、9月3日〜9日に開催されるスーパーGT第6戦富士のエントリーリストを発表した。GT500クラスは15台、GT300クラスは26台と今季最も多いエントリーが集まっている。

 GT500クラスは、前戦鈴鹿と変わらず15台がエントリー。このラウンドまで獲得ポイント×2kgのウエイトが課せられることになっており、現在ポイントランキング首位のZENT CERUMO SC430は富士で94kgのウエイトを積むことになる。ランキング上位のマシンはいずれもかなりの量のウエイトを積むことになるため、ランキング下位のマシンにとってはチャンスとも言えそうだ。

 一方、GT300クラスは前戦鈴鹿に参戦していなかったRUNUP CORVETTEが復帰することになったため、第4戦SUGOから参戦を開始したTeam SGC IS350、無限CR-Z GTと合わせて今季最多の26台がエントリーすることになった。なお、第5戦鈴鹿のパドックでは、富士戦から興味深いエントリー内容で1台が追加参戦することになるのではないかという噂が出ていたが、今回発表されたリストには記されていない。

 GT300クラスではドライバー面でも変化が。今季ランキング2位につけているS Road NDDP GT-Rは、関口雄飛に代わって、鈴鹿で第3ドライバーを務めた佐々木大樹がエントリーされている。オートスポーツの調べでは、関口は前戦鈴鹿でペナルティポイントの累積が規定以上となったため、富士には出場できなくなってしまったようだ。

 また、今季開幕戦から女性ドライバーのシンディ・アレマンを起用して参戦していたZENT Audi R8 LMSだが、今回のリストでは鈴鹿で第3ドライバーとして起用したリチャード・ライアンが都筑晶裕と組むことになっている。チームによれば「今季残りシーズンはこのままいくと思う」とのことで、鈴鹿で好走を披露し、チームのムードを高めたライアンが、このままアウディR8 LMSのステアリングを握っていくことになりそうだ。

 GT300クラスのウエイトハンデは、前戦鈴鹿で優勝したtriple a Vantage GT3が最多の94kgを積むことになる。とは言え、鈴鹿でみせた速さが富士でも披露されれば、今回も上位を争うことになるだろう。

 シリーズ王座争いに向けて重要な一戦となる第6戦富士は現在チケット発売中。イベントの詳細は富士スピードウェイホームページ(http://www.fsw.tv)まで。

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