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F1ニュース

投稿日: 2014.05.15 00:00
更新日: 2018.02.16 23:52

2日目はロータス首位。“メガホン”サウンドも響く


 スペイン・バルセロナのカタルニア・サーキットで行われた第2回インシーズンテスト2日目は、ロータスのパストール・マルドナドが総合トップタイムをマークした。

 終日ドライコンディションとなった合同テスト2日目だが、この日は前日に小林可夢偉のクラッシュでマシンに大きなダメージを負ったケータハムが参加を見合わせたため、10チーム10台が走行するかたちとなった。

 トップタイムをマークしたのはロータスのマルドナド。午前中にソフトタイヤで最速タイムを記録したマルドナドは、午後のセッションでメルセデスのニコ・ロズベルグに一旦首位の座を奪われるものの、セッション終盤のアタックで逆転。スーパーソフトを履いて1分24秒871をマークした。

 2番手のロズベルグは、最初のプログラムでF1サウンド向上のためのソリューションとして“メガホン型”のエキゾーストパイプをテスト。その後は、空力やブレーキングおよびコントロールシステムの評価、さらにスタート練習を交えながらロータス同様102周を走行。ベストタイムはミディアムタイヤで記録した。

 2日連続でフェラーリをドライブしたキミ・ライコネンは、主にミディアムタイヤでF14 Tのセットアップと空力評価を行った後、セッション終盤にソフトタイヤを投入。初日とは打って変わりほぼトラブルフリーの一日を過ごした。

 4番手ザウバーのエステバン・グティエレスに続いたのは、ウイリアムズのスージー・ウォルフ。新レギュレーションマシンのFW36を初めて走らせたスージーは、午前中にターン10でスピンを喫しグラベルにストップ、赤旗を出したたものの、その後は空力やコントロールシステムをチェックしつつトータル55周をカバー。ソフトタイヤで1分27秒280の5番手タイムをマークした。

 前日のギヤボックストラブルで遅いスタートを強いられたレッドブルは、セバスチャン・ベッテルが72周を走行。マルシャのジュール・ビアンキに続く7番手タイムをマークしたが、トップのマルドナドからは3秒近い遅れとなっている。

 8、9番手はピレリのタイヤテストを担当したフォース・インディアとマクラーレンとなり、フォース・インディアはダニエル・ジュンカデラ、マクラーレンもGP2ドライバーで、チームのリザーブドライバーであるストフェル・バンドーンを起用した。初めてF1公式テストに参加したバンドーンはこの日最多の136周を走行、スーパーライセンス発給条件の約2倍、600km以上を走り切った。

 最下位に終わったトロロッソのダニール・クビアトは、2度の赤旗を出すなど、わずか21周でテスト最終日を終えている。