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F1ニュース

投稿日: 2016.01.28 00:00
更新日: 2018.02.17 12:42

“21戦の開幕戦”より先の野望を見据えるベッテル


 セバスチャン・ベッテルは、セルジオ・マルキオンネ会長の掲げるシーズン開幕戦からの勝利に執着し過ぎるべきではないと考えている。

 フェラーリを率いるマルキオンネは、昨年ベッテルの手により目標を上回るシーズン3勝を挙げたスクーデリアが、このオフに王者メルセデスとのギャップを埋め、開幕戦のオーストラリアから「勝てるチーム」になる必要性を繰り返し主張してきた。

 もちろんベッテルも、リーダーであるマルキオンネのそうした野望は理解しており、マラネロの人々と勝利に対する想いを共有している。

「オーストラリアで勝たなければならないとわざわざ会長から説明される必要はないよ」と、ベッテルが『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に語ったと、英Sky sportが伝えている。
「みんな勝ちたいと思っているのは当然だ。僕らは大きなチームで沢山のスタッフを抱えているけど、彼らひとりひとりに勝ちたいかどうかを聞いてみれば、ほとんどの人々が勝ちたいと言うさ」

「けれど、昨年の大きなギャップを知っているから、それが野心的な事だということも理解しているんだ」
「今は状況も変わったし、テストが終わったら何かが見えてくると思うけど、それまでは断言すべきではないよ」

 ベッテルは開幕戦から勝利することも重要だが、それ以上にシーズンを通した成功、つまりタイトルをメルセデスから奪い獲ることが一番重要なことと捉えている。