レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

ル・マン/WECニュース

投稿日: 2010.08.30 00:00
更新日: 2018.02.15 21:56

ALMSモスポート、ポルシェRSスパイダーが波乱を制す


 アメリカン・ル・マン・シリーズの第8戦モスポート決勝は、ポルシェRSスパイダーの6号車マッスルミルク・チーム・サイトスポーツ(K.グラフ/R.デュマス)が今季3勝目を挙げた。

 決勝は、ポールポジションからスタートした6号車のリードでレース終盤を迎えるものの、残り45分となったところで8号車のローラ・ジャッドを駆るドライソン・レーシングのジョニー・コッカーとGTCクラスのポルシェ911 GT3 Cupを駆る48号車ルーク・ハインズが(ポール・ミラー・レーシング)が接触、コッカーのローラがポルシェのリヤに追突し、ポルシェはスピンしながらバリアに激しくヒットした。

 クラッシュしたポルシェのハインズは無傷だったが、この事故によりレースは直ちにイエローフラッグが振られ、さらにバリア修復のために赤旗が出される。しかし、主催者側はレースが再開できるまでには3時間以上を要することを明らかにし、このためスチュワードは午後6時15分にイエローフラッグ下でのレース終了を決定した。この結果、優勝はトップを走っていた6号車となり、2位は1号車のパトロン・ハイクロフト・レーシング(デイビッド・ブラバム/サイモン・ペジナウ組)、3位にはオートコン・モータースポーツの12号車ローラ・AER(T.バーゲス/J.モーレム)となった。

 GTクラスでは45号車フライング・リザード・モータースポーツのポルシェ911 GT3 RSR(D.ミューラー/J.ハンド)が優勝、LMPCクラスは総合4位に入ったグリーン・アース・チーム・ガナーのオレカ99号車(G.ジーンネット/E.ジュリアン)、GTCクラスは88号車ポルシェ911 GT3 Cupを走らせたベロックス・モータースポーツ(S.ルイス/L.アッシェンバッハ)となった。

 シリーズは首位のパトロン・ハイクロフト・レーシングとマッスルミルク・チーム・サイトスポーツがドライバーとチームの両選手権を20ポイント差の争いのまま、10月の最終戦プチ・ルマンを迎える。


関連のニュース