更新日: 2018.02.16 17:53
ASW編集部員がちょっとHSV-010に乗ってみた
オートスポーツweb編集部員が、スーパーGT第4戦SUGOが終わった直後、ウイダー モデューロ HSV-010でSUGOをドライブさせてもらったので、その体験記をご紹介しよう。
●HSV-010で走るSUGOは“快適”。
コクピットに座ってすぐ、HSV-010ならではとも言える、フロントウインドウのV字型のバーが目に入ってくる。「けっこう気になるな……」と思いながら、パドルを弾きギアを1速へ。タイトなピットレーンを抜け、かなり急な下りである3〜4コーナーへ。シケインをそっとクリアしたところで、「そういえばまだタイヤが温まってないんだった……」と思い出す。
とは言え、限界まで攻めるほどの技量は自分にはない。ゆっくりとスポーツランドSUGOを周回してみると、なんだか随分と余裕をもってドライブすることができている。いつか「GT500マシンは転がす程度なら、すごく乗りやすいクルマだよ」という話を聞いたことがある。それを実感しつつ、バックストレートで少しずつアクセルを全開にしてみる。エンジンは実に気持ちよく反応してくれる。コーナーでもトリッキーな挙動はほとんどない。「さすが田中耕太郎エンジニアがセットしたHSVだな……」そんなことを考えながらペースを上げる。
しかし、いざ“攻めて”みると、そこから先はやはりレーシングカー。コースアウトやスピンが増えてきた。最終コーナーもついついアウトにはらんでしまう。やっと1周、「そこそこまとまっただろ!」と思ってタイムを聞いてみる。「フレデリック・マコウィッキの9秒落ちですね〜」
……う〜ん……初めて乗って9秒落ちはいいのか悪いのか……。
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と、ここまでツラツラ書いてきた“ホンダHSV-010体験記”、実は横浜市都筑区にオープンしたばかりのレーシングシミュレーター、『ZAPUSH』(http://zapush.com)で体験したHSVでの話。そりゃライセンスも持ってないんですから、HSV-010に乗るコトなんてできません(笑)。
でも、この『ZAPUSH』にあるシミュレーターならHSV-010を“バーチャル体験”することができる。しかもこのHSV-010、ウイダー モデューロ HSV-010を実際にドライブする山本尚貴選手、マコウィッキ選手がドライブして、田中エンジニアがセットしたものだというから、ファンならぜひドライブしてみたいもののはず。