更新日: 2018.02.17 09:13
ELMS:TDSとのバトルを制してJOTAの38号車が優勝
ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)は12日、レッドブルリンクで第3戦の決勝レースが行われ、JOTAスポーツのサイモン・ドラン/フィリペ・アルバカーキ/ハリー・ティンクネル組38号車ギブソン015S・ニッサンがポール・トゥ・ウインで今季初勝利を挙げた。
4時間の決勝レースで5度もセーフティカーが出動することになった今回のレッドブル・リンク戦。ポールポジションからスタートした38号車ギブソンは、セーフティカーによる中断をはさみながら、ティリエ・バイ・TSDレーシングの46号車オレカ05・ニッサンと首位争いを展開していった。
レース残り25分というところで、38号車ギブソンが最後のスプラッシュを行なったことにより、その前のセーフティカーラン中に給油を済ませていた46号車オレカ05が首位に浮上する。ただ46号車オレカ05は、ピットストップ時にピットレーン出口のレッドシグナルを無視したとしてストップ&ゴーのペナルティを下され、38号車ギブソンの背後でコースへと復帰することになった。
これにより、優勝争いはコース上での直接対決に持ち込まれたが、38号車ギブソンをドライブするティンクネルが徐々にリードを広げるとともに、46号車オレカ05をドライブするトリスタン・ゴメンディもバックマーカーと接触してスピンを喫することに。
これにより、最後は38号車が後続に30秒弱の差をつけて今季初勝利を飾ることとなった。2位には46号車オレカ05が入り、SMPレーシングの37号車BR01・ニッサンが3位を獲得。SMPのオリジナル車両であるBR01にとっては初の表彰台となった。なお、今回のレースを終えて、JOTAはポイントランキングでもTDSを2ポイント上回ってトップに躍り出ている。
LMP3クラスでは、クリス・ホイもドライブするチームLNTの3号車ジネッタ・ニッサンがレースを支配。後続を8周引き離して今季2勝目を挙げた。
LM-GTEクラスでは、AFコルセの55号車フェラーリ458イタリアとフォーミュラ・レーシングの60号車フェラーリ、そしてAFコルセの51号車フェラーリが終盤まで上位争いを展開。55号車が首位を守り切るかと思われたが、最終周に60号車が先行し、そのままクラス優勝を飾っている。またGTCクラスでは、AFコルセの62号車フェラーリ458イタリアGT3が優勝を果たした。