更新日: 2018.02.17 12:22
F1開催数増加のメリット・デメリット: アロンソ&バトンが語る
2016年F1は史上最多の21戦開催となる。マクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンは、ドライバーにとってはレース数が増えても全く問題ないが、メカニックなどチームスタッフのことを考えるとタイトなスケジュールが心配だと述べている。
FIAは昨年12月、2016年カレンダーを正式に承認、3月20日のオーストラリアGPから11月27日のアブダビGPまで約8カ月の間に21戦を開催することを明らかにした。21戦は史上最多開催数で、2週連続開催はカナダとアゼルバイジャン、オーストリアとイギリス、ハンガリーとドイツ、ベルギーとイタリア、マレーシアと日本、アメリカとメキシコの6回におよび、7月と10月はそれぞれ4回グランプリが開催されるという、超過密スケジュールとなっている。
バトンはドライバーとしてはレースが増えることは歓迎だが、チームスタッフにとっては過酷な状況だと語った。
「僕はレースが好きだからいいんだ。毎週末レースがあればいいと思っている」とバトン。
「でもメカニックたちの労働時間は長い。自宅を離れて長い時間を過ごさなければならないことを考えると、21戦はきついと思う」
「2017年にはレース数がこれ以上増えないことを願うよ。すでにもう多すぎる」
これ以上レース数が増えれば職を辞するスタッフが出てくるとバトンは予想している。
「2016年の開幕戦は例年より遅くなるので、その分、2週連続開催が増える。皆、2週間も自宅を離れて過ごさなければならないんだ。これはきついよ」
「F1のあり方が変わってしまわないことを願う。レースチームのスタッフが減るだろうね。新しいメンバーが入ってくるのだろうが、気心の知れたメンバーと長年一緒に働いてきて、今とてもいい雰囲気だから残念だよ」
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています