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F1ニュース

投稿日: 2009.09.15 00:00
更新日: 2018.02.15 15:17

FIA調査官とシモンズの間の調査記録が明らかに


 ルノーに対して不利な証拠が見つかり続けているF1の順位操作スキャンダル“シンガポール・ゲート”だが、英タイムズ紙がルノーのパット・シモンズに対して行われたFIAの調査官の記録を公開、その会話の内容が明らかになった。

 この調査記録によれば、シモンズはFIAの調査官について以下のように答えている。

調査官:あなたは、ミーティングでピケJrに対し何を語ったのですか? このミーティングはレースの直前です。
シモンズ:私は本当に覚えていない。
調査官:本当に覚えていないのですか?
シモンズ:はい。
調査官:ピケJrはあなたによりクラッシュを発生させるように頼まれたと語っています。それは真実ですか?
シモンズ:ネルソンはその前日に私にそれを提案した。私が言いたいのはそれがすべてだ。
調査官:シモンズさん、あなたはクラッシュが14周めに発生しそうだということを知っていましたか?
シモンズ:私はその質問には答えたくない。
調査官:シモンズさん、あなたはピケJrとフラビオ・ブリアトーレ氏と会談を持った後、ピケJrに対して地図で場所を指し示したとピケJrは語っています。あなたは覚えていますか?
シモンズ:私は答えるつもりはない。しかしそれは答えではなく、ネルソンはそれより多くのものを語っているようだ。
調査官:ピケJrはミーティングで、あなたが「その場所は安全で、マシンを撤去するクレーンが最も手薄な場所であり、セーフティカーが出現する可能性が最も高い場所である」と指摘したとしています。
シモンズ:それについては……それについては答えたくない。

 シモンズはいくつかの回答について拒否している。チームの命運を決めるWMSCは9月21日に行われる予定だ。