FOTA、FIAの発表に“失望と懸念”を表明

　フォーミュラワン・チームズ・アソシエーション(FOTA）は、17日にFIAが発表した新たなスポーツ＆テクニカルレギュレーションに関し、“失望と懸念”を表明した。

　FOTAは今月ジュネーブで会合と行った後、F1の将来に関して多数の提案を発表した。しかし、今回のFIAの決定においては、メディアやファンとのアクセスを向上させるという点以外は採用されず、12-9-7-5-4-3-2-1の新ポイントシステムも認められなかった。さらに、任意の予算制限規定が新たに登場したことにも、チーム側は困惑を示している。

「本日FIA世界評議会によって下された決断に関し、FOTAは、これが一方的な形でなされたことに失望と懸念を表明したい」という声明がFOTAから発表された。
「FIAによって2010年から適用されると規定されたレギュレーションの枠組みは、F1の本質そのもの、そしてF1を最も魅力があり人気の高いスポーツとしている主義を覆す危険をはらんでいる」
「これらの変更が決定された時間枠および方法を考えると、我々は新たな状況を細かく検討する必要があると考える。さらに、現在は厳しい時期であるだけに、混乱を生み出すことなく、レギュレーションの枠組みを安定したものに保つため、全力を尽くす必要があると感じている。混乱が続けば、自動車マニュファクチャラー、チーム、ファン、スポンサーを当惑させ、混乱させることになりかねない」