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スーパーGTニュース

投稿日: 2014.07.02 00:00
更新日: 2018.02.17 01:10

GTA、ホンダNSXコンセプト-GTの参加条件を変更


 スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは2日、GT500クラスに参戦する5台のホンダNSXコンセプト-GTについて、第4戦スポーツランドSUGO戦から適用される参加条件を変更すると発表した。また同時に、ミッドシップ車両の熱害・冷却対策について、正常進化を認める旨のブルテンも発行されている。

 今季、GT500クラスはDTMドイツツーリングカー選手権と車両規定を統一化し、共通モノコックをはじめとした多くの共通パーツを使用したFRレイアウトの新規定を採用しているが、ホンダは市販が予定されているNSXコンセプトをベース車とし、市販車同様のミッドシップレイアウトとハイブリッドを搭載したNSXコンセプト-GTで参戦した。

 もともとこの新規定で採用されている多くの共通パーツはFRを前提としているもので、ホンダはミッドシップのNSXコンセプト-GTの製作にあたり多くの技術的チャレンジを要求されている。また、ハイブリッドユニット分として、他車の1020kgに対し70kg多い1090kgの最低重量が定められており、NSXコンセプト-GTは開幕戦から苦戦。特に第2戦富士は速さの面でもライバルに後れを取ったほか、ターボエンジンの熱害に起因するトラブルに悩まされた。ミッドシップ車はリヤにエンジンを搭載するため空気が取り入れづらく、熱害、冷却に関するトラブルはNSXコンセプト-GTに多く発生していた。

 そんな中、GTアソシエイションは2日、第4戦SUGOから適用される参加条件を発表した。変更を受けているのはGT500クラスのNSXコンセプト-GTのみで、競技車両最低重量がこれまでの1090kgから1077Kgに変更され、13kg軽減されている。ハイブリッドユニットの作動に関する条件は変更されていない。